随分と迷ったが、取り敢えずアルミの杖を買った。2本のうち1本は折りたたみで通院用。他は近所で用いる。出歩く先は神大病院と近隣の薬局とスーパーのみ。他人と話すのは、月1回の医師、薬剤師との話し合いだけとの日々が続く。
迷ったのは、椅子付きの杖にするか、もしくは手押し車にするかでとつおいつした。対象になったのは、ローラーステッカー、ユーバのアルミワイヤーカート、幸和のテイコブワゴンなど。理由は駐輪場から部屋まで買い物を持ち帰るのが体力的に限界を越えているからである。米なんぞ買った日には切なくなる。駐輪場は1号棟と2号棟の間にあって、爽やかな風が吹き抜ける。思い做しか座り込む時間が長くなる。結構、お気に入りのひと時である。