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2018年11月 アーカイブ


2018年11月30日

シフトレバー(ダブルレバー)  |  一考

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 80年代以前のダブルレバーはことごとくがフリクションだった。わたしは長くサンツアーの I.F.Cと I.P.Cを用いてきたが、インデックスとフリクションの切り替えが可能で、フリクションにはラチェット機構が組み込まれていた。ラチェットは細かく刻まれていて変速にまったく影響はなかった。
 写真はサンツアーが1987年に売り出したアキュシフト。6速乃至7速対応でインデックスとフリクション両用だが、こちらのフリクションにラチェットは組み込まれていない。

 http://dt6110.web.fc2.com/parts/accushift.html#shift

 上記で紹介されていないが、インデックス機構が生まれる前、すでにラチェット付きのダブルレバーがサンツアーから頒されていた。すこぶる簡便なもので、パーツをカンパで統一してもダブルレバーだけはサンツアーを用いていた。シマノは7400系以降フリーハブへ軸足を移していったが、シマノのインデックスはシマノのフリーハブにしか対応していなかった。比してサンツアーが作り続けたインデックスはボスフリーそれもレギュラーとウルトラの双方を使えるすぐれものだった。90年代前半にサンツアーはなくなってしまったが、エンド幅120ミリや126ミリの旧車をレストアするのにサンツアーのボスフリー用インデックスは必需品である。なお、6速、7速対応のダブルレバーを10速へ改造できるようだが、わたしには方法が分からない。

追記
 数十年ぶりに自転車を組んでいるが、いささか手を焼いている。パーツの組み合わせがまったくうまくいかないのである。それと値の高いこと、例えばバーテープで使用に耐えるものが4000円もする。フィジークかサンマルコかセライタリアが欲しいのだが。

 サンツアーのリアディレイラーにBL乃至ヒーローと称する同一のモデルがあり、α-4050と共に非常に性能の良いRDだった。ただし、BLシリーズのダブルレバーはカンパの台座との互換性がなかった。


カラオケ喫茶 銀河鉄道  | 一考   

 先般、銀河鉄道へ届けたブローラとポート・エレンについて触れておく。
 ブローラはUDから5種類、ダグラス・レインから10種類以上頒されている。以上と書いた理由はわたしが味見したのがそれだけということである。ダグラス・レインの社長からはあと2種類出たと聞き及んでいる。DLの姉妹会社エイカーダイクからも頒されているが、そちらを数えているのかもしれない。ウィスク・イーの扱いになるダルリアダのブローラは、ボトラーズのリフィール・シェリーもの(4種類)同様、特筆ものと聞いているが、ダルリアダは飲んでいない。
 今回持参したブローラはウィリアム・マックスウェルのダン・ビーガンシリーズの一本、80年蒸留、04年ボトリングの24年ものである。23年ものもあり、81年蒸留の26年ものもある。ドライシェリーすなわちフィノシェリーすなわち使い古したオロロソシェリー樽を用いている。香り、こく、喉ごし共に超一級、銀河鉄道にはもったいない傑出したブローラである。レアモルト並びにニュー・カスク・ストレングスよりも遙かに旨い。
 シリーズ名のダン・ビーガンもしくはダン・ベーガン(Dun Bheagan)はスコットランドのスカイ島にある村の名前で、同地を支配していた地元のクラン(部族)が、生産者ウイリアム・マックスウェルの創業家と深いつながりがあったことから。1997年にフランス向けにボトリングをはじめた。他ではリンクウッド、ロングモーン、ローズバンク、ポート・エレンが美味。ちなみに、スカイ島はシングルモルトのタリスカー、ダン・ビーガン城、ダン・ビーガン ホテルなどで識られている。

 ポート・エレンは79年蒸留、ホグスヘッドの16年もの、ボトラーはキングスバリー。他に80年蒸留の15年ものがあるようだが、わたしは飲んでいない。カスク・ストレングスではG&Mとシグナトリーのダンピーボトルにとどめを刺すが、加水タイプでは本品であろう。ポート・エレンを知るには15、16年までが限界と思っている。癖のないカスクゆえ、蒸留所本来の香味が生かされている。ダグラスレインのフレッド社長云うところの「なめし皮の味」である。

 「候可候 (さうらふべくさうらふ)」で書いたが、こちらでもカラオケ喫茶 銀河鉄道の住所を記載しておく。
  明石市鍛治屋町4-14 999(スリーナイン)ビル6F 078-917-5801


2018年11月28日

点滴  | 一考   

 神大で久しぶりの点滴、思い返せば、点滴だけで命存えたときがあった。医師によると水不足の餌不足らしい。PLよりもミヤを服用すべきですね、と。医師も看護師もわたしの腹のゆるさは心得ている。戸田にいたときからそうなのだが、引っ越し後免疫抑制剤サーティカンを飲むようになってから麁相が増えた。それは旅行ができない最大の理由でもある。
 グラセプターの血中濃度が高いようだが、このような状況下で判断はできないそうな。ウィルスを調べるのでもう一度血液検査をする。なにか出た場合は呼び出しがかかると云われる。尿蛋白とβ2ーマイクログが跳ね上がっている。ヘマトクリットは31から38.6に改善されている。恐るべしエリスロポエチン。
 ムーンさんに傘を届けて、帰りしな猛烈に腹が減ってくる。これなら大丈夫と安堵する。

追記
 刺身が好きなようだが、青魚は食べないようにと五月蠅くいわれた。マグロ、カツオ、サバ、アジ、ブリ、カンパチ、ニシン、イワシ、サンマ、トビウオの類いである。鮪を旨いと思ったことはないが、鰺、秋刀魚、飛び魚は好物である。もっとも白身魚があればそれで十分だが。


数年ぶりの風邪  | 一考   

 26日は大変だった。深夜の2時頃、突然の吐き気で目を覚ました。それからの24時間は下痢と吐き気の繰り返しで、トイレに籠もりっぱなし、当初は食あたりと自己診断した。食事はおろか。水も飲まれない、飲めばすぐ吐くからである。28日が検体検査というに。検査前の3日間は特に水分を必要とする。1日2リットル以上の水分を摂らないと碌な結果にならない。
 24時間を経たころ、食あたりでないと気づく。どうやら風邪である、PL配合顆粒を服用。27日夕、やっと紅茶が飲まれるまでに恢復。とにかく明日の検査のために食事をと、高野豆腐とサヤエンドウ(絹さや)の煮込みを一口食する。
 28日になったが、食事はまだ不可能。食事の時間制限は4時までである。東京から戸井田さんが銀河鉄道へいらっしゃるとか。なんとか元気になりたいのだが。

追記
 明日は紙おむつの世話になる。医師はわたしの下痢癖に馴れている。


2018年11月24日

ソバの実  | 一考   

 本日、ソバの実の浅漬けを作りましたので、銀河鉄道へ持って行きます。ほんの少し唐辛子の糸切りを追加、旨いと思います。


フルーツ魚  | 一考   

 宇和島のチョコブリ、香川のオリーブハマチとオリーブブリ、大分のかぼすブリとかぼすヒラメ等々、さまざまなフルーツ魚が頒されている。最近の魚は何を食わされるか分からない、魚が感じるかもしれない迷惑はとももかく、養殖の魚は随分と旨くなった。一渡り食したが、オリーブブリとかぼすヒラメは滅法旨かった。
 通常のブリは切り身にして2日で血合いが変色するが、チョコブリは5日は持つ。それだけでも凄いのだが、フルーツ魚全般について云えるのは身が柔らかいこと。天然物が持つこりこりした感触はない。近隣のスーパーマルアイ玉津店ではオリーブブリが常備されているが、ブロックで売っていない。食感を楽しみたいのに残念である。

 神戸新聞によると明石ダコが記録的不良とか。

 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/0011717746.shtml

 文中に「名物の「玉子焼(明石焼)」にもじわりと影響が出始めている」と書かれているが、明石の玉子焼屋で明石産のタコを使っているところなどないのでは、と思う。玉子焼に関しては東京の方が確実に柔らかく安くて旨い。
 当地の漁師は底引き網を用いる。瀬戸内のような内海で底引きとはなにを考えているのかと思うのだが、タコに限らず、穴子も鯛も消息は同じである。詳細は「海藤花 」2018年07月08日に譲る。いずれにせよ、これから天然物はますます稀少になってゆく。それ故、小型バイクで一人旅を楽しもうと思う。キャンプ場で行く先々の磯魚を食するのが目的である。


2018年11月19日

老後のリアリズム  | 一考   

 閉店間際にきたじま ちよこさん来店、「リアリズムの老後 自分らしい介護とマイケアプラン」を頂戴した。介護支援専門員、介護福祉士、管理栄養士等々、肩書きの多い方である。神戸新聞を見ていらしたようだが、ならばわたしが重度身障者だとご存じの筈。介護する側の意見は多いが、介護を受ける側の発言は少ない。わたしはもちろん後者に興味がある。
 書冊の内容紹介に「介護事業にかかわる一人として、老後を自分らしく生きたいと願い、老後と介護をシュミレーションしながら、全国の先進的な介護施設やキーパーソンに会いに行くルポルタージュ。マイケアプランによる介護は、今後の希望である」とある。
 マイケアプランは健常者が思案するものであって、身障者や認知症を患う者にはほとんど関係がない。借家住まいで財産皆無、その日暮らしの身障者にとってマイケアプランはなにを意味するのであろうか。サ高住〈サービス付き高齢者向け住宅〉はおろか、福祉施設のお世話になるか野垂れ死に以外に手立てはない。
 仮にマイケアプランを持っていたにせよ、大きな病気に罹れば瞬く間に老後の資産は霧散する。無一文になれば家族は離散することになる。わたし自身、身内から絶交を宣告された。人生にフォーミュラやレシピはない。多くのひとは行き当たりばったりで生きている。
 障害や介護については当掲示板12年、13年に詳しい。特に欧州とわが国の高齢者医療の違いについて詳述した。海外では高齢者医療は65歳または70歳〈国によって異なる〉で打ち切られる。透析治療も人工呼吸器も例外なく停止である。医療費抑制が目的で、国民投票によって決められた。介護についてもいろいろ調べた、そのうちわたしが感心させられたのは生活とリハビリ研究所主幹三好春樹さんの文章だった。介護分野の第一人者でなかろうかと思っている。
 「介護夜汰話 番外地」の最下段「アンコール介護夜汰話」はとりわけ屈折していて面白い。
 http://www.mdn.ne.jp/~rihaken/suisen/all_bri_encore2.htm


2018年11月10日

サイクルパーツ  | 一考   

 川口真世さんの自転車のフレームはタンゲNo.1〈肉厚0.8mm〉である。ボトムブラケットやヘッドパーツを作っているのはタンゲ精機。丹下鉄工所〈現・タンゲコーポレーション〉はプレステージやNo.1からNo.5に至るクロモリのダブルバテッドシームレスパイプのメーカー。自社でもフレームを作ってい、プレステージとNo.1はレース用のフレームパイプだった。
 クラシックなWレバータイプのクロモリフレームに最新のコンポーネントやパーツは付けられない。わたしは栄輪業、杉野鉄工(現スギノテクノ)のクランク、吉貝機械金属のブレーキやヘッドパーツ、三ヶ島製作所のペダルなどの共通ブランドサンツアーのファンだが、今サンツアーでコンポを組もうとすれば非常に高価になる。そこでシマノ600アルテグラの最初期タイプを買った。枕頭式のキャリパブレーキ、Wレバーはインデックスタイプ〈フリクションの方が良いのだが〉である。ただし、メンテナンスがまったくなされておらず、RDのプーリーはぴくりとも動かない。なにかを巻き込んで顚倒し、そのまま廃車にされたパーツである。わたしにとっては修理のしがいがあろうというもの。そのプーリーと70年代後半のシマノのBB、そして彼女の体躯に合わせたハンドルバーとステムを購入しなければならない。

追記
 ハブはカンパレコード、ヘッドパーツはサンツアーのシュパーブを用いる予定。


2018年11月09日

銀河鉄道へシングルモルト  | 一考   

 ですぺら閉店に伴い、日高さんの行き場所がなくなった。そこでスリーナインビル6階の「銀河鉄道」へラフロイグ他、3本のシングルモルトを届けた。売価をですぺらと同じにするのが条件である。明日の土曜日は日高さんがいらっしゃると思う。わたしも11時前後に顔を出す予定。
 いずれポート・エレンやブローラを持って行こうかと思っている。前者はキングズバリーの16年、後者はダンカン・テイラーの27年もの、決して旨くはないが、共に蒸留所本来の香味を有すると定評のあるボトルである。ただし、こちらは客があってのはなしである。
 銀河鉄道はカラオケ喫茶である。従って横でおっさんががなり立てるのはやむを得ない。しかしママは湯川書房の元編集者で湯川の内情を知り尽くした女性である。要するに、関西の出版史を語るに欠かせないのである。吉行淳之介の書冊も3度制作している、吉行に対する彼女の意見を訊いてみたいと思っている。


2018年11月07日

ゆりこさんからメール  |  一考

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マスターお元気ですか?

昨夜、マスターお勧めの「一とく」さんに
初めて行ってきました(^^)
美味しいお魚をたくさん頂きました!
ありがとうございました☆

とのコメントが添えられている。
 最終日は「一とく」さんから大量のはも寿司の差し入れがあった。井筒典久さんの差し入れだが、丹甫の料理、マルヨネの焼き豚と併せておいしく頂戴した。ですぺらの鍵を返却して1週間になるが、結構な思い出がまたひとつ増えた。


軽四の車検更新  | 一考   

 区役所の担当者と相談し、軽四の車検を更新した。ついでにオートバイの修理を済ませた。いつもながら毎日自動車に迷惑をおかけした。お礼にもならないが、娘さんの自転車を組むことにした。自転車を組み立てるのは30年ぶりである。細かいパーツが必要になるので加古川のマツイじてんしゃ館へ出掛ける予定。
 重度身障者や生活保護を受けている者が車を持つのに役所が反対する理由を訊ねたが、任意保険はおろか自賠責にすら這入らないケースが多いようである。それが事実だとするなら、恐ろしく想う、人身事故を起こした折にどのように処理するのであろうか。

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