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2015年02月 アーカイブ


2015年02月21日

CPU換装  |  一考

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 知己のMac miniのCPU換装である。自分のMac miniで一度経験済みだが、やりたくない換装である。メモリやハードディスク、光学式ドライブなら構わないが、CPUは嫌である。写真左のCPUヒートシンクの留ビス(白いプラスチック棒にスプリングが付いている)が損傷するのが怖いのである。
 このピンはロジックボード裏側から外すのだが、ラジオペンチを用いる。壊れやすく、ピンそれ自体が入手不可能である。今回もなんとかうまくいったが、前回、二度とやるまいと思ったのである。元はLate 2006(Core Duo 1.66GHz)だが、換装するCPUがCore2 Duo T7400/2.16GHzである。同じ変えるのならCore2 Duo T7600/2.33GHzもしくはCore2 Duo T7800/2.60GHzにしろと云いたい。
 そして、それなりのトレードオフはある。本体底面がけっこう熱くなる、とりわけ冷却台は必需品になる。次に、定められたOS(10.6まで)しかインストールできないなどである。もっとも抜け道はいくらでもあって、他の機器でインストール済みのハードディスクを移植すれば良いのである。


2015年02月11日

引越して初雪  | 一考   

 月曜日、雪の降るなかをリハビリに行く。但馬は北部南部共に大雪警報が出ている。戸田に住んでいた頃は雪の254号(川越街道)を日々バイクで走った。そのバイクで手脚が痙攣を起して事故を起こした。腎不全の明白な発症だった。

 プヒプヒさんから頂戴した電気ストーブがもっかのところ拙宅唯一の暖房機である。石油ストーブは使用禁止らしく、みなさんどうしているのかしら。この辺りはプロパンなので、ガスストーブに踏み切れなくて迷っている。そうこうしているうちに暖かくなるだろうと思っているのだが。
 2月に這入って寒くなった。頂戴したストーブは800ワットの小さなものだが、1月の電気代は2万円ほど掛かった。夏場のクーラーと変わらない電気代である。寒さは3月上旬までつづく、無断で灯油を買ってこようか。


オランジェット  | 一考   

 わたしは昔から敬虔な林檎教信徒である。林檎神が与えたもうた試練を乗り越えて今なおMacユーザーであり続けている。しかし、チョコに関してはオレンジ教信徒に早変わりする。誰がなんと云おうが、オレンジピールチョコ(オランジェット)のファンなのである。
 赤坂にいたころは近くの菓子店(銀座コージーコーナーの支店)で買っていたが、引っ越してからは不自由している。もっとも、花の都三宮ならいくらでもあるのだろうが、チョコレートのために三宮まで行くのは勘弁願いたい。明石にも淡路にも有名店はあるのだが、わたしに云わせるとひどく不味い。
 オレンジの皮を砂糖で煮たのがオレンジピール、それをチョコレートでコーティングしたのがオランジェットである。チョコはともかく、問題はオレンジピールの作り方でないだろうか。流行なのか、最近は甜く柔らかく煮込んでいるものが多い。バレンシア産オレンジに固有の苦みが生かされていない、と云うよりも、国産のオレンジの皮を用いたものが多数を占めるようである。
 銀座コージーコーナーは不二家のような総合菓子店で、決して個性的な店ではない。しかし、オランジェットだけはわたしの口に合う。最近、御影にできたようだが。

 余談ながら、銀座コージーコーナー阪神・御影は昔、山本六三さんと広政かをるさんが住んでいたところである。6畳と8畳のアトリエに3畳の台所、わたしの故兄が作った風呂の小さな建物で、部屋から御影中学校の運動場が見えた。見えたと云うより、隣接していた。現在は立派な道路になっているが、このようなものはなかった。二人とも亡くなったが、十代の頃は通い詰めた場所だった。

追記
 風呂のリフォームに掛かった費用は六さんがポーカーで取り返していた。彼はポーカーの名手で、遊びに来る友人はみな餌食にされていた。


2015年02月10日

ロマネコンティ  |  一考

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 45年のロマネコンティが1億円でヤフオクに出品されている。この後、52年までロマネコンティは生産されていない。故太田さんとわたしが飲んだのは74年。ワインラヴズの出品ゆえ、売る気満々だが。

 重く渋みの強いボルドーしか飲まないと云う若い女性が多い。ワインは熟成させれば香味はどんどん薄らいでゆく。黒みがかった暗いガーネット色は淡いピンクになり、飲みやすく口当たりの良いワインに化けてゆく。件の女性はなにか勘違いなさっているのである。


2015年02月05日

古賀茂明氏が語る「I am not Abe」  | 一考   

 報道ステーションは見ているつもりだったのだが、この日に限って見ていない。こちらは是非お読みいただきたい。

 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156835


「若者はなぜイスラム国を目指すのか」  | 一考   

 池内恵さんの「若者はなぜイスラム国を目指すのか」と題するインタビューがある。イスラム国に関する、もっとも優れた記事である。わが国でここまで真摯にイスラム教徒を咀嚼し理解した例は希有である。
 池内さんはまず、「グローバル・ジハード」から書き起こす。
 「イスラム国に外国からの戦闘員が流入しているのはなぜか。この問題を理解するためには、まずイスラム国の唱える「グローバル・ジハード」の理念や歴史を知らねばならない。
 そもそもイスラム教徒は、自らが神と一対一の関係で結ばれており、一人一人が神の命令に従って義務を果たす責任を負っていると考える。つまり、世界のどこにいても、国家や民族を超えた一つのイスラム共同体に帰属している、という意識がある。そこから、たとえ他国であっても、異教徒に支配された国があれば、自ら戦いに赴いてジハード(聖戦)で解放する義務があるという考え方が出てくる。これがグローバル・ジハードだ。」

 http://www.yomiuri.co.jp/feature/yokoku/20150203-OYT8T50221.html

 さらに、近代自由主義の中で生きる人間に固有の問題を提起する。
 「西欧社会では「自分が何をなすべきか」は自由意思に任されている。逆に言えば絶対に正しい答えというものはなく、自ら判断しなければならない。そのような自由は時として重荷になってしまう。ところが、何か権威あるものに従うことにすれば、自分で決めなくても良い。自ら判断する自由を捨ててナチスドイツの台頭を許した人々の心理を分析した社会心理学者、エーリヒ・フロムの言葉でいえば、彼らは「自由からの逃走」を図ろうとする。ましてやイスラム教の「神の啓示」は、なすべきことを全部教えてくれる。先進諸国からイスラム国を目指す若者が出ているのは、このような理由があるからではないだろうか」

 池内さんは欧州の移民がイスラム入りする動機は差別や貧困ではなく、「自由からの逃走」だと大書する。
 ドイツの国家意識、フランスの国家主権を賭しての表現の自由、そうした欧州の伝統そのものを超えたところにイスラム共同体があるとしながらも、イスラムの暴力的な側面に関して極めて批判的である。

 「イスラム教の解釈の方法論や体系そのものの改革を行わなければ、過激思想を退けることはできない。例えば、「コーランの中の異教徒への抑圧や個人の権利を侵害しかねない特定の章句は、現代社会では適用されない」と明確に宗教者が議論し、コンセンサスとして大多数のイスラム教徒に広まっていかなければ「イスラム国」の思想は論駁できない。いわばイスラム教の「宗教改革」だが、しかしその可能性はかなり厳しいといわざるを得ない」
 「そのような改革を実現するには、ヨーロッパ中世が経験した宗教戦争の惨禍や、ルネサンスの熾烈な思想闘争がなければならない」と池内さんは結論づける。

追記
 池内恵さんは池内紀さんのご子息である。昔、池内紀さんの二冊目の著書を拵えたのを惹い起こす。池内恵さんは「現代アラブの社会思想」以来、嘱目している。


2015年02月04日

ウィシュケ  | 一考   

 新しいリハビリテーション計画書に、身体機能変わりなしと記載されている。エルゴメーター(エアロバイクのこと)は5分に延長、毎回1キロほど走っている。次回は7分、やがて10分へと引伸されるだろう。心待ちにしている。
 「アナフィラキシー」で書いたが、アレルギーに関して神大病院でも検査をしていただいた。本日結果が出たが、わたしにアレルギーの気配はまったくない。失神は猛烈な痛みが齎すもので、その痛みが嫌なら酒を嗜むなとのお達し。なんともはや、澆薄なものである。
 かつて、ありとある飲食物にさまざまな制限を設けられ、煙草を、二輪を、運動を禁止され、最後に戸田の瀬戸口医師から飲酒だけは認められた。その酒がわたしから遠のいてゆく。


2015年02月03日

ウイスキーエレメンツ  |  一考

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 松友さんから宅急便が送られてきた。中身は「Whiskey Elements」、「たった24時間で3年分もウイスキーをおいしくする」と題された木片である。
 詳しくは下記サイトをお読みいただきたい。「Whiskey Elements」のホームページではなく、実践編である。

 http://gigazine.net/news/20150123-whiskey-elements-review/

 ウイスキーは元々は透明の液体である。熟成に用いる樽の成分が滲み出て琥珀色に変化してゆく。ホームページには「Whiskey Elementsは、毛管作用による蒸散を活用するように設計。エレメントを水平にカットすることにより、ウィスキーが短い距離で毛細血管の表面を繰り返して進みます。このプロセスを毛管現象による蒸散加速と呼び、独自の加工処理や養生方法でウイスキー樽を再設計しました・・・化学物質や添加物なしの100%自然なプロセスです。加工処理は独自のものですが、風味は温度と時間に由来します。 20度の温度変化で、メープル·オークの味からアーモンドコーヒーの味まで変えられます。驚くべきことに、加工の過程の小さな変化でも、風味に劇的な効果が現れます 」と著されている。

 樽でなく、チップや木片を漬け込んでの香り付けは以前からあって、例えば禁止されたが、コンパスボックスのスパイスツリーなどは良く知られる。メーカーズマーク46のごとく、フレンチオークの板をアメリカンオークの樽へ入れた、謂わばダブルマチュアードのような効果を狙ったウイスキーもあった。ウイスキーエレメンツは発想としては従来のものだが、オーブンで木片を深煎りするところが味噌である。
 ウイスキーエレメンツのフレーバーはオーク、バニラ、メープル、スモーキー、ピーティの5種類があり、それぞれ香りの行き着くところが異なる。安いものではないが、ウイスキーの香味を自ら思うように変えられるのは魅力である。
 わたしはこのような方式に大賛成であり、ご教示いただいた松友さんに感謝したい。

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