
先日、長谷川さん宛のメールで書いたのだが、ですぺらには実に旨いアイラモルト3点が在庫している。
アズ・ウィ・ゲット・イット8年 オーク樽の57.3度 イアン・マックロード(中身はラガヴーリン)
アードベッグ 91年蒸溜02年ボトリング 57.4度の11年もの イアン・マキロップ
ラフロイグ 90年蒸溜00年ボトリング バーボン樽59.1度の10年もの ロンバードの樽をSMSがボトリング
以上の3点である。アズ・ウィ・ゲット・イットのボトルはいまなお続けられているが、最初のボトルにとどめを指す。マキロップのアードベッグは翌年にも出ているがどちらも美味。SMS(スコッチ・モルト・セールス)のラフロイグは他に、
アイラ(ラフロイグ)90年蒸溜 バーボン樽56.1度の12年もの 246本 ロンバードの樽をSMSがボトリング
ラフロイグ90年蒸溜 バーボン樽57.2度の10年もの マクロードの樽をSMSがボトリング
ラフロイグ76年蒸溜 50.0度の22年もの ロンバードの樽をSMSがボトリング
が頒されている。いずれも旨いが76年の22年ものは過去にボトリングされたラフロイグのなかでもっとも旨く、特筆大書すべき逸品である。
アードベッグに関しては、ゴードン&マックファイルがスピリッツ・オブ・スコットランド名義で出した13種、すなわちジャパン・イン・ポートから、78年蒸留の53.9度、バーボン・バレル207本から、78年蒸留の53.9度、バーボン・バレル207本に至る6種類、他のインポーターから74年蒸留にはじまる7種類の計13種類がボトリング。バーボンとシェリーもしくはリフィールシェリーとの比率はほぼ半々である。そのなかでも、
アードベッグ93年蒸留03年ボトリング 56.2度 シェリー・バットの694本
アードベッグ91年蒸留02年ボトリング 52.5度 リフィール・シェリーの295本
アードベッグ91年蒸留02年ボトリング 52.6度 リフィール・シェリーの318本
以上の3本が特に美味。他のボトラーでは75年蒸留の25年もの、シェリー・バットの58.0度がジョン・ミルロイからボトリングされてる。SMSからも91年蒸留の10年もの、バーボンカスクの60.1度が頒されている。どちらもオフィシャルボトルでは味わえない傑出したアードベッグである。