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2018年05月26日

iMac A1311購入一考  

 2005年製のマックを使っている。PowerPCなので、ネットにはまったく不向きだが、まずは文章が書かれるようになっただけでも良しととするしかない。ところが、ヤフオクが6月1日からPowerPCを切り捨てるようである。ヤフオクへ繋ぐ度に使えなくなりますとのテロップが流れる。
 困惑していても仕方がないので、iMac A1311を購入することにした。はじめてのiMacである。Core i3 3.06GHzを積んでい、Core i5やCore i7の下位モデルである。オンラインゲームには無縁なので、クアッドコアでなくデュアルコアで十分である。
 それよりなにより、中古で求めるとMac miniよりiMacの方が安いのである。ディスプレイが付いている分、高くなりそうに思うのだが。到着が待ち遠しい。

高級ウイスキー一考  

 高値のウイスキーは置かないつもりだったが、リンリスゴウ(セント・マクデラン)、ブローラ、ポート・エレンの3種を置くことにした。81年、82年蒸留の最終バージョンである。リンリスゴウはマキロップ、ブローラはシグナトリー、ポート・エレンはダグラス・マクギボン、3本ともカスクストレングスである。
 セント・マグデランはレア・モルトよりゴードン&マクファイル社の100周年記念ボトルもしくはマキロップ・チョイスの方が好みである。トライすべきミディアムボディ、充実したボディはバランスがよく、シェリー風味のソフトな美酒に仕上がっている。
 ブローラもレア・モルトよりザ・ボトラーズもしくはダンカン・テイラーのものが好きである。レア・モルトは総じてシェリー樽由来のナッツのオイリーな風味と熟した果実の甘さが勝ち、クライヌリッシュと比してドライまた極めてスモーキーな味わいや噛みごたえのあるタンニンを伴うスパイシーなフィニッシュが稀薄になる。要するに、レア・モルトは旨すぎて小首を傾げたくなる。本品は70年代の鮮烈な煤けた味わいはないもののメロンを思わせる香りがあって、それ自体ひとつの個性として楽しまれる。
 マクギボンのポート・エレンはジョン・ミルロイの手になるセレクション。兄弟会社のダグラス・レインのオロロソシェリー樽はオフィシャルボトルとして販売されたが、マクギボンは61.7度、61.3度、62.2度、55.1度の4樽をそれぞれボトリングしている。ミルロイの撰だけあって絶品。他に特筆しておきたいのは82年蒸溜の20年もの46度のポート・エレンはとりわけスモーキーだった。大半がシェリーカスクだが、81年蒸溜の18年もの43度のみダーク・シェリーだった。誰一人云っていないが、ダグラス・マクギボンのポート・エレンは一本ずつに個性が異なる。値はハーフショットで2500円を予定している。

藤江屋分大一考

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 先日、井筒典久さんが分大の安藤さんと連れだっていらした。久しぶりに羊羹や砂糖の話で盛り上がった。藤江屋分大は1818年創業、爾来、明石の地で和洋菓子の製造・販売を手懸けてきた老舗である。もなか、丁稚羊羹、藤の沢、ざろん梅などで識られる。
 アメリカ独立戦争の遠因になった砂糖だが、わが国では1700年代末に精糖方法が確立され、四国で和三盆が生まれる。和三盆は貴重な特産品として諸国へ売りに出され、全国の和菓子や郷土菓子の発展に大いなる貢献を果たした。
 子供の頃、米粉に水飴や砂糖を混ぜた落雁を「はくせんこ」と称して大事にしたものだが、和三盆だけで型押しした高級な落雁もあった。現在では粗糖を使って和三盆に類似した、和菓子用の加工糖がつくられている。
 砂糖は、製造法によって含蜜糖と分蜜糖とに分けられる。含蜜糖を代表するのが黒砂糖と和三盆、分蜜糖のカテゴリーにはザラメ糖、グラニュー糖、上白糖、三温糖、角砂糖などが這入る。分蜜糖すなわち白砂糖と比してきび糖・黒糖・てんさい糖など精製があまく茶色く色が残った含蜜糖の方が身体に良いのは当然。近頃売られている三温糖は上白糖を着色しただけのものが多く、ほとんど意味をなさない。フランス料理では砂糖大根やビートから採られるてんさい糖が一般的だが、食材のおいしさを引き立て味わいに深みを出すには最適である。とりわけ血糖値が気になる方は是非てんさい糖をお薦めあれ。いい加減に日本人も上白糖から解放されるべきである。

 分大の包装紙は戸田勝久さんの手になるもの、機会があれば一緒に来られるとか、西明石のですぺらでお会いして以来である。開店を祝って泥牛造の盃を頂戴した。白釉の線が面白い景色を生み出している。わたしの宝物である。

2018年05月19日

レガシーマック一考  

 店のmacを自宅で使っている。よってですぺらはレガシーマックである。
 OS 10.4.11でつながっているが、ブラウザが古すぎて具合がよろしくない。ネットには繋がるようになったが、メールの使用は不可能である。ですぺら掲示板は閲覧のみで書き込みができない。フェイスブックはわたしの書き込みしか見られない。ヤフオクは検索はできるが、入札もなにもできないなど、問題山積。とは申せ、新しいmac miniを買う金はない。まずは文章が書かれるようになっただけでも良しととするしかない。
 ちなみに機種は、2005年に発売されたmac miniのマイナーアップデートされたモデルである。HDはATA接続の80GB、メモリは1GB、プロセッサは1.5 GHz PowerPC G4。VRAMが32MBから64MBへ増やされている。もっとも、Intel macでなければなんの役にも立たないのだが。

追記
 http://www.floodgap.com/software/tenfourfox/
 10.4.11で使えるブラウザでもっとも良いのはTenFourFoxである。わたしはcpuに合わせてTenFourFox for G4 processors: 7450を使っている。

2018年05月16日

故障一考  

拙宅のMACが故障、修復できるかどうか分かりません。古いG4は動きますが、メールの受信は不可能、ダウンロードも不可能、なにしろOS.9ですから。当分のあいだ、どうにもなりません。悪しからず。

2018年05月10日

性と政治について一考  

 アンドレア・リタ・ドウォーキンが亡くなったのは2005年4月。「ポルノグラフィ―女を所有する男達」で「結婚とはレイプを正当化する制度。レイプは本来、婦女を無理矢理連れ去るという意味だが、連れ去って捕虜にすると結婚になる。 結婚とは捕虜である状態の拡大延長。略奪者による使用のみならず所有を意味する」と述べている。
 男性と女性の関係はすべて性関係であり、その性関係はすべて性差別である、との信念に則って、彼女の「強姦一元論」(すべての性行為は強姦である)は展開される。吉澤夏子さんはドウォーキンの信念を「極端にいえば、誰かを女だと見なした瞬間、それはすでに相手に合意のない性関係を強いていることになり、それこそが性差別だ」と著し、「ドウォーキンを読むことの醍醐味は、この鮮やかな世界観の反転を体験・感受するということのうちにある」と結論する。ドウォーキンが引き継いだ「性と政治」の論理はSMの世界や同性愛の世界にもそのまま通じる。彼等、彼女たちはマイノリティであるが故に、日々、否応もなくポリティカルな場に裸で抛り出されている。
 イギリスで客死したシモーヌ・ヴェーユはホメロスの叙事詩を「敵に対する侮蔑の不在」と論じた、否、論じざるを得なかった。それほどまでに、第1次世界大戦以降の争いは汚濁に満ちたものになった。ジュネやギュヨタが、人身売買、売春、奴隷といった戦争と性の関係を執拗に書き綴ったのも、「性と政治」の問題、売春という黒い穴をいまいちど穿ち直そうとしたのでなかったか。
 家庭と娼窟と戦場では強姦と奴隷性が合法的に演じられ行使される。その偽善と暴力を問い、個人のなかに潜む政治性を告発しつづけるピエール・ギュヨタの文学は人間性に対する根元的な侵犯行為そのものではなかったかと思う。人間の身体は人間の欲望によって使用される。謂わば人間の身体は生きた貨幣のようなものなのである。それを諾わなければ、性愛の可能性について思惟することはできない。
 東京でお会いした折、ギュヨタはジルベール・レリーのサドに関するエッセイ並びにベンヤミンの「単なる性」から大きな影響を受けたと仰っていたが、ベンヤミンはクラウスを援用する。「性の交わりと金銭の交換が交錯しているということによって、またその交錯の仕方によってはじめて、売春の性格ができあがるのだ。売春がひとつの自然現象であるとすれば、それは、金銭の交換という経済の自然的側面からも、また性の自然的な側面からも、まったく同様にそうだといえる。「売春を軽蔑するだって?〳娼婦は泥棒よりたちが悪いだって?〳学んでほしい、愛は報酬を受け取るだけではない〳報酬が愛を与えることもあるのだ!」この二義性、二重の自然性となって現れた二重の本姓が、売春をデーモン的なものとする」
 ドウォーキンが「強姦一元論」で定義づけた絶望の果てにやってくる価値観や世界観の顛倒に一縷の望みを託したように、「50万人の兵士の墓」もまた、政治と性の領域を縦横に跳び回る。そして第七章はあまりにも悲しい。言い換えれば、美しい言語を巧みに操るところに文学があるのではなく、「文学とのかかわり方を根底から検証しなおすことを余儀なくさせる」ところにこそ美がある。

2018年05月05日

モルトについて一考  

 昭和30年代のハイボールと今のハイボールとの違いは炭酸にある。昔の炭酸は出来合いではなく、ドライアイスを砕いて水と共にタンクへ詰める。よって炭酸は強烈、それがバーテンダーの朝一番の為事だった。カウンターには必ず水と炭酸のサーバーが設けられていた。恰度ビールサーバーのように。
 ビールサーバーは戦前からカラン(ドラフトタワー)と呼ばれていたが、ハイボールセンターにビールは置いていなかった。もっとも、日本のビールと称する飲み物は生も瓶も罐も中身は同じである。ウイスキー同様、こちらも麦芽とホップを極端に減らしたビール擬きの飲み物なのである。サントリーにトウモロコシ・米・コーン・スターチ等の副原料を使用せず、麦芽100%で製造された「モルツ」がある。86年のことだが、日本人には本物は受けないらしく、早々に発売は停止された。現在売られているモルツとは若干異なるように思う。
 「若干異なる」点をいまひとつ。サントリーが最初に売り出した白札はピートを焚いていたゆえに、わが国ではまったく売れなかった。NHKのドラマ「マッサン」は夫婦を軸とした人情喜劇であって、ウイスキーに関することは副産物なのでどうでもよいのだが、エリーの故郷スコットランドに似た北の大地で本物のウイスキーを造ろうとして、また石狩平野には良質のピートがあると信じて余市へ渡るとの設定になっている。石狩平野のピートが使い物になるかどうかはさておき、ニッカは創立以来ただの一度もピートを焚いていない、すなわちフロアモルティングは行っていないのである。現在焚いているのは観光客向けであって、それでウイスキーを造っているのかと云えば否としかいいようがない。理想のウイスキー造りに燃えながら、サントリーもニッカも共に日本人向けの3級ウイスキーを製造していたのだからはなしにならない。啓蒙するのでなく迎合することしか頭にない商売人である。

 あまり人口に膾炙していないが、わが国のウイスキーメーカーは原材料のモルトをスコットランドのモルトスターから全量購入している。130ほどあるスコットランドの蒸留所もモルトスターから買っている。アードベッグやラフロイグも自らフロアモルティングをしているが、僅かな量ですべてを賄うにはほど遠い。自社でのモルティングは金銭的に割が合わないのである。

ジャパニーズウイスキー追記一考  

 「「ジャパニーズウイスキー」の悲しすぎる現実」の文中、「原産地以前に、酒税法の定義自体を疑問視する声もある。同法では、サトウキビの搾りかすなどを原料にした醸造(ブレンド用)アルコールやウオツカなどのスピリッツの混和が9割まで認められている」とあるが、この記述を素直に読めば、まるで1本のなかに1割のウイスキーが這入っているかのようである。角やブラックニッカにスコットランドでいう意味でのウイスキーは這入っていないのでないだろうか。わが国では出来たてのニュースピリッツであっても表記はウイスキーになる。要するに、1割のニュースピリッツと9割の飲用アルコールを混ぜ合わせたものが日本のウイスキーである。「9割は混ぜ物で大丈夫?」と書かれているが、10割でも大丈夫なのである。この消息は千円のウイスキーであれ、2万円のウイスキーであれ対して変わらない。スコットランドのスコッチ・ウイスキー法に照らせば、日本から9.999割のウイスキーは消えてしまう。
 昭和30年代、売春防止法の後にハイボール全盛期があった。福原にも100万ドル、石、大ドルなどというハイボールセンターが開店、この世の春を謳歌した。そして昭和40年代は水割りの全盛期だった。60年を経て今また、ハイボールが流行っているという。いつの世になってもなにかで割らないと飲まれないウイスキーの販売合戦は続いている。

日本、国連人権理事会の投票で同性愛者の死刑を支持一考

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 http://www.ishiyuri.com/entry/2017/10/04/japan-votes-against-UN-resolution-condemning-gay-sex-death-penalty

 先だって「世の中の仕組みを男と女の二項対立で計られると思うこと自体が差別的である」と書いたが、やはりわが国の政府の本音は相撲協会と同じく、このようなところに如実に表れている。念の為に引用しておく。

石壁に百合の花咲く
日本、国連人権理事会の投票で同性愛者の死刑を支持

2017年9月29日、国連人権理事会が、同性愛行為を死刑の対象にすることを非難する決議を実施しました。日本は反対票を投じました。つまり、日本はゲイを死刑にするのは人権侵害じゃないと思っているってこと。
詳細は以下。

 https://www.pinknews.co.uk/2017/10/03/why-did-the-us-vote-against-banning-the-death-penalty-for-gay-people/

ILGAの報告によれば、同性愛行為は現在世界72か国で違法とされており、うち6か国では死刑の対象となっています。9月29日、国連人権理事会は、「背教、冒涜、姦通、合意上の同性関係など、特定の形態の行為に対する制裁」としての「恣意的な、または差別的な」死刑に抗議するための決議をおこないました。この決議で、47の理事国中27か国が賛成票を投じ、13か国が反対、7か国が棄権したとのこと。Independentによれば、抗議に反対した国は以下の通りです。

ボツワナ
ブルンジ
エジプト
エチオピア
バングラデシュ
中国
インド
イラク
日本
カタール
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
アメリカ合衆国

日本は同性愛をとがめる宗教が国教だというわけでもないのに、このありさま。米国に追従したいのか、それとも何が何でも死刑は人権侵害じゃないってことにしたいのかは謎だけど、いくら「LGBTブーム」とかなんとか言ったところで本邦の実態はこんなもんよ。

2018年05月01日

連休の間は営業中一考  

 連休の間の営業だが、日曜日以外は営業している、どうかよろしくお願いします。

 ウイスキーに限らず、酒について書くことはいくらでもある。当掲示板で散々書いてきたが、ここは明石、いちからの再スタートである。当地では酒の常識非常識が混在している。例えば、本醸造=アル添=三増酒といった迷信やドイツでは「ビール純粋令」があって大麦、ホップ、水だけで造られるビールが本物であると云った出鱈目な知識が跋扈している。ビール純粋令は下面醗酵ビールに限ってのはなしなのだが、そうしたとんでもない誤解を振り翳しての議論は疲れるのである。従って、2001年に戻って再び酒の基本について書こうかと思う。過去の稿との重複はお許しを請う。

2018年04月29日

ジャパニーズウイスキー一考  

 https://toyokeizai.net/articles/-/213808

「「ジャパニーズウイスキー」の悲しすぎる現実」との文章が週刊東洋経済へ掲げられた。井筒典久さんから教わったのだが、普段からわたしが扱き下ろしている日本のウイスキー業界の実態が明らかにされている。

 山崎や竹鶴といった“ジャパニーズウイスキー”が国際的な品評会で賞を受けることが多くなったのは事実だが、受賞しているウイスキーは700ミリリットルで17.8万円以上のウイスキーのみ。わたしたちが普段飲むウイスキーはウイスキーにしてウイスキーにあらず。ウイスキーという商品名の飲み物と考えれば良いのである。例えば、山崎というウイスキーが8000円で売られているが、あれはブレンデッドウイスキーであって決してシングルモルトではない。本物の山崎のシングルカスクを飲もうと思えば、18万2千円から43万円の金数が必要になる。同じクラスのスコットランド産シングルカスクだと1万2千円から買える。要するに、わが国のウイスキーは世界一高いのである。
 酒税法上、ブレンド用アルコールやウオツカなどのスピリッツの混和が9割まで認められている。そしてブレンド用アルコールはスコットランドでいうグレンウイスキーではない。かつて悪名を馳せた合成酒はアル添酒、三倍増醸酒とも呼ばれ、清酒なら合成清酒、焼酎なら焼酎甲類という名称で販売されている。原料名に関しては原料用アルコールと命名されており、日本酒なら醸造アルコール、洋酒ならブレンド用アルコールまたはスピリッツ、調味料ならアルコールまたは酒精と改竄表記されている。飲用酒は天然アルコールと合成アルコールが混合されていて、合成清酒と焼酎甲類は5対95、ジャパニーズウイスキーは20対80の割合になっている。
 日本酒の本醸造はアルコールの添加が10パーセント以内と定められているが、ウイスキーの場合は90パーセントまで認められている。しかも残る10パーセントになにが使われているか定かでない。30年前のはなしだが、山崎蒸留所の年間総生産量の約3倍のウイスキーもしくはニュースピリッツ(スコットランドでは3年以内のものはウイスキーとは呼ばない)が樽の状態で輸入されていた。ここ10年は倍々ゲームのごとく増え続けている。
 スコットランドからの輸入原酒だが、日本の蒸留所は例外なく利用している。例えば、自社蒸溜のニュースピリッツ2.3パーセントに外国産ニュースピリッツを7.8パーセント、残る90パーセントはブレンド用アルコールとスピリット。そこへ着色剤としてのカラメルと調味料と香味料が加えられる。わが国では熟成期間が例え1週間であってもウイスキーと呼称される。ウイスキーは蒸留酒である、従ってニュースピリットの段階では無色透明、8年目くらいから毫かに色付いてくる。日本で売られているウイスキーの多くは着色した甲種焼酎のようなものである。着色したと大書したのは、焼酎をシェリー樽などで熟成させて色が付くと焼酎との名称が使えなくなる。逆にウイスキーの場合はいくら着色してもウイスキーなのである。
 酒税法上、ブレンド用アルコールもスピリットもグレンウイスキーのカテゴリーに分類される。要するに、グレンウイスキーと記載があれば、飲用アルコールと解釈しても差し支えない。このようなものがウイスキーと呼称されるのは世界中で日本だけである。繰り返すが、日本のウイスキーは美味い、ただしそれは18万円以上のウイスキーであって、それ以下の商品はことごとくが似而非ウイスキーなのである。

2018年04月28日

パイプのアルミフィルター一考

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 パイプのフィルターには3.6.9ミリの3種がある。これ以外の寸法に関しては専用のアルミフィルターが付いているので問題はない。6ミリと9ミリに関してはいろんなメーカーからさまざまな材質のフィルターが、3ミリはペーパーフィルターが販売されている。
 ペーパーフィルターでなにも問題はないのだが、その費用を惜しむ方に朗報。ライターショップエスケイから3ミリと6ミリのアルミフィルターが売られている。値は324円、ネコポスで送られるので送料は250円。

 https://store.shopping.yahoo.co.jp/lightersk/af-0101.html

 それよりも優れていると思われるのがアルミ管である。ヒカリが造っているAP395-3 [アルミパイプ 3×395mm] がそれで、ヨドバシ・ドット・コムで税・送料込みで51円で売っている。ニッパーで僅かに抑えればそこがストッパーになる。長さは極力長くする方がヤニ取りに有効である。同じ3ミリといってもシェイプの煙道の直径はメーカーによって微妙に異なる。そこはアルミゆえ、簡単に削れる。

 https://www.yodobashi.com/product/100000001003782513/

サンドブラストのパイプ一考

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 パイプはもともと杢目の美しさを愛でるもの。木目は年輪、杢目は模様、杢目にも中杢、玉杢、笹杢、縮み杢、虎杢、蟹杢といろいろあるようだが、パイプの場合は縦方向に綺麗な柾目が出ているものをストレートグレイン、ストレートグレインの切断面に現れる小さな渦巻き状の木目が出ているものをバーズアイ、揺らぐ炎のような柾目が出ているものをフレームグレイン、円周方向に柾目が出ているものをリンググレイン、ストレートグレインとバーズアイを組み合わせた左右非対称のものをクロスグレイン、模様がねじれたりオバケまたはボウズという木目のない部分があったりするもの、要するに大半のパイプはミックスドグレインと称する。ダンヒルのような数十万円、時に数百万円する超高級品は特に木理が細かく等間隔に詰まっっている。
 ダンヒル社製のパイプは100 のうち2~3個しか穫れない無傷の素材のみを使うと云われる。では他の97個の素材はどこへ行くのかと気になる。前述したオックスフォードのようなセカンドラインのパイプは、モルトウイスキーの樽同様、廃品利用といえなくもない。それでも疵が残る場合はサンドブラストやラスティック仕上げのパイプに化ける。スムースなパイプに杢目の美しさがあるように、サンドブラストのパイプには疵物ゆえの暗さ、世捨て人のような佇まいがある。疵者のわたしにこそ相応しいと云えようか。

ムービングリーマーの問題点一考

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 パイプを使うひとにとって、滅多に使わないもののカーボンを削り取るリーマーは必需品である。中古のパイプを愛用するひとにあってはなおのこと欠かせない。安価なものならサビネリ アジャスタブル リーマーもしくはムービングリーマーのどちらかであろう。サビネリはナットを蝶ナットへ取り替えればすむが、ムービングリーマーは頭のカシメがすぐ外れてしまう。それが理由で困っている方は多いと思う。日曜大工の店で「なべ小ねじ(M2×6)」税込み102円を買ってくれば再生できる。寸法は誂えたよう、材質はステンレスなので丈夫である。

追記
 サビネリ アジャスタブル リーマーのネジ(六角穴付ボルト)とナット(蝶ナット、サイズは共にM4)を取り替えた写真を添えるのを忘れていた。左端のネジは最初から付いている木偶坊。

2018年04月26日

油滴天目茶碗と丹波布一考

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 このところ、ヤフオクに素敵な油滴天目茶碗が出品されている。安価なものはそれなりにだが、3万円を超える商品のなかには驚嘆させられるものがある。名前は伏せるが、備前の名のある陶工の息子が父親のコレクションを掻っ払っては小遣いにしていた。事情を承知で引き取る古物商がいたのである。納得ずくでそれらのほぼ盗品と思しい陶磁をわたしは購入していた。その中に数点の天目茶碗が這入っていて、大切にしていたのだが、阪神淡路大震災でなくしてしまった。それゆえ、再度買おうとは思わない。しかし、ヤフオクを観ていると清水千代市さんのところにいらした佐藤さんと備前の窯元を訪ね歩いたのを思い出す。備前に限らない、平織りの丹波布に綾文様の技法を取り入れた福永世紀子さんをはじめ、さまざまな民芸品の紹介に与り、それらは書物の装丁に生かされている。良い時期に出会えたものである。
 わたしの好みは柿釉である。今では岐阜県土岐、滋賀県大津などで結構な作品が多く造られているが、わたしは京都の鎌田幸二さんが好みである。それはさておき、写真下段は丹波布、三橋敏雄さんの限定版の表紙に用いた。上段の油滴天目茶碗は美事である。

2018年04月25日

オックスフォードとアッシュトレイ一考

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 パイプ用灰皿がパイプに付いてきた。それを見ていて拙宅の民芸調灰皿を改造したくなった。改造といっても、ストラスアイラの栓を両面テープで貼り付けただけだが。写真下はおまけの灰皿、上は伝統工芸・飛騨春慶の盆に収められた越中瀬戸焼き。見た目はまるで有田焼だが、良い味が出ている。笠間の焼き物にも同様の品がある。
 一緒に写っているのはオックスフォードのビリヤードタイプである。オックスフォードのパイプは昔マルマンが扱っていた。マルマンはクラウンと共に、ガスライターのメーカーで、昭和37年からTBSでマルマン深夜劇場をスポンサード、昭和39年からは洋画専門チャンネルとして連日深夜放送していた。その番組の主題歌は以下のごとし。

 https://www.youtube.com/watch?v=1iM-YBWKqv8&pbjreload=10

 ヤフオクで「アンティーク パイプ 小道具やコスプレにも」とのタイトルで銘柄の記載のないパイプが20円で売られていて購入。磨くのに時間がかかったが、昔、持っていたパイプとほぼ同じオックスフォードのものである。往時マルマンが輸入していたのはサビネリ(イタリア)、ピーターソン(アイルランド)、オックスフォード(イタリア)、ダンモア(デンマーク)、ジョンテ(フランス)の五社。その中で最も安価な初心者向けがオックスフォードで、パイプに嵌まったひとが必ず手にするひとつである。GBDのセカンドラインだが、オックスフォードのビリヤードはダンヒルやBBBなどよりも使いやすく、シンプルで質実剛健、かつ美味いパイプとして定評がある。わたしはフレーバーの効いたコルツの葉を用いているが、ロンソンのパイプだと苦みが出ることがある。

追記
 コルツ・チェリーが廃止になる。アメリカン・ミックスチュアとゴールド・デラックスの販売は続くらしいが、残念である。

チビキ一考  

 ラ・ムーでチビキが3尾276円で売られていた。アオチビキは究極の美味と云われる白身だが、ラ・ムーのそれはチビキと云ってもハチビキである。関東では赤鯖と称して評価が低いが、淡泊な中にも甘みがあって身離れがよく、実に旨い赤身である。ラ・ムーで売っている魚は刺身では食べられないが、煮付けか塩焼きもしくは3枚に下ろしてソテーでも美味しくいただける。
 前項で紹介したタモリ(瀬戸鯛)や角飛(かくとび)同様、下世話な魚だが、旨いものは旨いとしか云いようがない。

差別と伝統一考  

 このところ相撲において女性を土俵に上げるか否かでもめている。神道の権化のようなファッショな親方が平の年寄りになって少しはましになるかと思いきや、今度は伝統の権化が現れた。能であれ、歌舞伎であれ、宝塚であれ、伝統などという文言を持ち出すべきは部外者の評論家であって、当の本人または関係者が言い出した日には権威主義にしかならない。
 柔道、剣道、空手道、相撲道など、道を誇示するところがそもそもいかがわしい。身体の鍛練なら理解できるが、心の鍛錬とはなんなのか、説明できるものなら中身についてお訊きしたいものである。「心身を鍛錬し人間形成を目指す」などという抽象的にして出鱈目かつ能転気な心構えで若者の純朴な精神を穢していくのはただちに止めていただきたいと思っている。

 伝統とは現在ある者が過去を忖度し推し量って拵えるところの謂であって、過去に存在したものではない。見てきたような嘘をつきとは正にこのことであろう。生活に即したものこそ伝統というに相応しく、乖離したところに伝統は存在しない。天照大御神という女神を最高神に頂くわが国は元々女系家族であって、時にアメノウズメのように明るく自由で大胆に行動し、大らかにものごとを育む優しさや包容力を大切にしてきた。男尊女卑なる概念は明治からこちらの国家主義によって生み出されたものである。それよりなにより、世の中の仕組みを男と女の二項対立で計られると思うこと自体が差別的である。

 武士道の思想的な核心について西部邁はかく述べている。

「自死」を生における企投(きとう)のプログラムに組み込まないなら、生そのものがニヒリズムの温床となる。そのことは山本常朝の『葉隠』においてすでに指摘されていた。武士道の思想的な核心は、自死を生の展望のなかに包摂(ほうせつ)することによってニヒリズムの根を絶とうとするところにある。「人間的条件の限界内にとどまることを敵視する(神学的な)形而上学から脱け出し、人間的な“より善く”の探究を(宗教的な)至高善の名において誹謗(ひぼう)するあの不幸な意識を一掃し、死そのものをではなく死ぬことを定められたすべてのものを虚無だと言い捨てるニヒリズムの遺恨の根を枯(か)らすこと」(モーリス・パンゲ)、それが自死の選択である。——西部邁 『虚無の構造』 中公文庫、129頁。

 もっとも、彼のいう自死が他人を捲き込まなければ完遂できないものであるなら、わたしはいっそニヒリズムを意企したまま朽ち果てたいと思っている。

2018年04月12日

耳鼻科の検査一考  

 病院生活が長かったので、消毒液と小便の入り混じった臭いには慣れている。ところが耳鼻科はまるで異なる。排泄物の臭いの代わりに、カラメルを焼いたような臭いがする。同じ病院で科が変われば臭いまでも変わることに気づかされた。耳鼻科の隣は精神科と神経科、この一角は不思議な香りに包まれている。まるで駄菓子屋の雰囲気である。
 聴音検査のあと、少々重い金属製の目隠し(写真機)をして暗闇の一点を眺める。そのままの姿勢で首を仰け反らせて、右へ左へと視線を泳がせる。三半規管に異常があれば、瞳孔が定まらない筈である、わたしの三半規管は正常である。
 恰度、一箇月前、ひどい目眩に襲われた。三日間つづき、20数度引っ繰り返った。あるときは前へ、あるときは後方へお構いなしに打っ倒れる。怪我こそなかったが、店は開店以来、はじめて休んでしまった。泌尿器科の主治医に云わせると、再発は必至、耳鼻科と脳の毛細血管の検査はした方が良いとのこと。院内紹介の場合、複数の科に罹ろうが費用は変わらず400円、それよりなにより他の外来患者を差し置いて、優先的に診てもらえる。ちなみに、薬も院内処方にしてもらっている。従って、そちらの費用も込みでの400円である。わたしが服用する免疫抑制剤は月に38万円である。透析治療よりは安いが、既に3000万円を超えている。臓器移植手術のときは国保非対応の薬が多かったので、1000万円ほど自腹をきった。医師が見かねて違法を承知の混合診療で対応してくださったのである。

 耳鼻科の医師曰く、あなたの指摘通り、左側はやや難聴、とつおいつするところですが、まだ補聴器はいらないでしょう。ただ、音楽はなにを聴いてもモノラルになりますが。難聴も目眩も老いから来るものです。特に天候不順と目眩は密接な関わりがあります。睡眠は十分にとってください、と。それと大事なことですが、老いてからの検査の有効期間は半年、わたしにしても、今日の身体検査で異常がなくても明日心筋梗塞で死ぬやもしれず、くれぐれも注意してください。特にMRIとMRAは安全ですから頻繁に撮ってください、とのありがたいお言葉を後に泌尿器科へ戻った。次回の診察は5週間後。

2018年04月05日

明石旬菜よもぎ一考  

 Bar眞のマスター眞野公一さん来店。明石の割烹について話し込む。二箇月前から予約で一杯だが、西明石にコースで3500円の割烹があって頗る美味と聞き及んだ。屋号は「旬菜よもぎ」、彼の味覚をわたしは信頼している。予約が必要な店へ病人のわたしは行かれないが、そのような店があると聞くだけで嬉しくなる。昔からある地の店舗でなく、外部から新しい血が這入ってくるのは愉快である。
 前項で紹介した五半と同じく、メニューはなく、店主お任せのコースのみ。食べ物屋が置く酒類には概していかがかと思うものが多いのだが、よもぎには磯自慢の生貯蔵が用意されているそうな、大いに評価したい。

2018年04月03日

自転車操業の破綻一考  

 ヤフオクのシステムが変わった。支払いがかんたん決済のみとなり、落札者が受領の手続きを済ませた3日後に出品者に振り込まれる。受領連絡がなされない場合は14日後に振り込まれる。ここで困るのは、過去3000件を越える出品をしたのだが、受け取り連絡があったのは1800件、その内、非常に良いとの評価が来たのは1456件(944人)だけである。わたしのような自転車操業の身には辛い。出品した商品はことごとく売れているのだが、半数近くは14日経たないと入金されなくなる。要するに、予定が立たないのである。
 ヤフオクには評価を毛嫌いする向きがいらして、それはそれで良いのだが、発送した商品を受け取ったとの返事ぐらいは欲しいものである。先月はウイスキーを5本とサイクルパーツを11点出品した。内13人から受け取り連絡があった。確率は高くなったのだが。

追記
 ヤフオクで知り合った友人でかんたん決済を拒否している方がいる。銀行振り込みと違って入金に時間がかかるからである。彼はメルカリなどへ引っ越すに違いない。かんたん決済の振込有効期間は1週間だが、約2割の方はぎりぎりになってから振り込んでくる。わたしの出品はウイスキーが多いので落札者の半数は中国人である。不慣れな日本語は別にして、中国人の取引は手早く几帳面である。システムを無視し、振り込みを遅らせるような不埒な輩は必ず日本人である。

フェイスブック一考  

 「フェイスブックでわたしの投稿を190人がシェアなさった」と書いたが、その後も増え続けている。それよりも、シェアなさったひとりから連絡があって、そちらでは6000のシェアがあったと。どういう方が存じ上げないが、ロンドンにお住まいの日本人で、友達を3500人お持ちである。SNSの輪の拡がりの一端を垣間見た。もっとも、わたしにとってはどうでも良いことなのだが。

割烹・小料理屋、五半一考  

 横浜からのお越し、ありがとうございました。お陰さまで先月は関東からのお客が10名を越えました。これだけでは文章にならないので、東京からの客が良く行かれる店をふたつ紹介する。
 ひとつはイタリア料理のトラットリア ピッツェリア チーロ、略してチーロ。予約が取りづらいので有名である。予約が必要な店をもう一店。伊藤道直さんが営む割烹・小料理屋、五半である。共にコストパフォーマンスの良い店である。
 赤坂ではかさねと親しくさせていただいたが、明石で愕いたのは寿司屋や割烹の値の高さである。東京と明石ではまず魚の値が違うし、家賃が異なる。にもかかわらず、銀座や赤坂の割烹と明石のそれとが同じような値付けなのは理解できない。明石にはタケノコメバルやタモリ(セトダイ)のような安価で美味な磯魚がいくらでもある。ところが安価な魚を置けば店の格が下がると思っているらしく、クエ、シロアマダイ、マハタ、ホシガレイ、キジハタ、鮭児、マナガツオ、オコゼといった高級魚ばかりをそろえてぼったくっている。別に高級魚ではないが、昨今はやりの金目、のどぐろ、トロもここへ入れておこうか。下田の友人が下田の寿司屋はどこもかしこも金目とキンキばかりになって磯魚を置かなくなったと嘆いていたが、同様の現象が明石でも起こっている。まるで明石の料理人は調法を忘れたかのようである。東京では鯖や秋刀魚のような下世話な魚を使い、コストを下げている。ミシュランを獲るのは素材でなく料理法である。
 五半を紹介する理由は4200円のおまかせ料理のみという点にある。コースの〆には鯛飯が用意されているが、これがまた頗る美味。先頃、伊藤さんと話したのだが、目板すらこのところ扱っていないとのこと。コースで4000円を続けようと思えば、日々それこそ素材との格闘が必要になる。彼のようなひとをこそ、料理人と呼びたい。

 五半 明石市大明石1-8-8 電話078-918-6002

追記
 チーロや五半を教わったのは、明石で知り得た友、井筒典久さんからである。彼については稿を改めたい。

2018年03月23日

本日は駄弁にお付き合い頂きありがとうございました塚原 一彦  

お渡しした名刺が古いものでした、メールアドレスは現在使えません。取り急ぎご連絡まで

2018年03月19日

自撮り一考

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生まれてはじめての自撮り。ごく僅かに残っていた黒毛がなくなって完全な白髪になった。自分で自分を撮る趣味はないのでこれでお仕舞い。

自転車操業一考  

 確定申告で追われてい、今月の家賃が払えない。毎度のことながら、恥ずかしい限りである。今からヤフオクへ出品しても、2日の差で間に合わない。はてさて、どうしようか。

ひとと集団一考  

 フェイスブックでわたしの投稿を190人がシェアなさったとか。どうなっているのであろうか、悪戯であってほしいと願っている。シェアされたのは2016年6月に安倍晋三を揶揄したものだが、それなら常に揶揄している。個人として当たり前のことをしているに過ぎない。
 安倍を支持している日本国民に非があるのであって、とりたてて安倍ひとりが悪いわけではない。日本人は集団であることを是とし、選民をもって尊しとする、実に下らない民族集団である。安倍が失脚すればそれに変わるファシストが即座に現れる。民主主義の仮面を被った好戦的な排他主義者がいないと日本国民は安心できないのである。ごくたまに、鳩山のような個を大事にする政治家が現れるが、日本人はそれを宇宙人として退ける。日本人のそうした生き方は維新以来一貫して続いている。いまだに司馬遼太郎が読み継がれているのはその間の消息を雄弁に語っている。ツイッターが右でフェイスブックが左がかっているらしいが、右も左も同様に集団になりたがる。集団になるとひとは常に判断を誤る、ホロコーストの謎に挑んだ心理実験がそれを示唆している。

 http://bunshun.jp/articles/-/2679

2018年03月14日

ファルコンとロンソン一考

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 最近、システムパイプを用いている、ファルコンやロンソンの類いである。パイプ党に云わせれば邪道だろうが、わたしにはこうでなければならないと云った固定観念はなにもない。単に掃除が便利だからというのが理由である。紙巻きタバコが世界を席巻したのは、喫んだあとなにもしなくて良いからである。パイプには面倒な手入れが待っている。
 
 ファルコンやロンソンのパイプはボウルの部分が外れるようになっている。ボウルの下にはドライリングスと呼ばれる、モールのようなもの(モールを切って丸めれば代用品になる)を装着する。これがジュース(ニコチン、タール)を吸い取ってくれる。シャンク部分はアルミ製で放熱効果があり、クールスモーキングに適している。なお、ファルコンのシャンクとマウスピース部分は分解できない。
 ロンソン、ニューロンソン、ファルコンのボウルには互換性がない。下部のネジのピッチが微妙に異なるからである。シャンクの構造はロンソンが優れているが、ボウルの下部はファルコンの方が持ちがよい。ロンソンには燃えて穴が大きくなる危険性がある。もっとも、システムパイプのボウル自体を消耗品と思えば良いわけだが。

 他にドクタープラム・ピースメーカーというパイプがあって ファルコンと同じようにボウル部分が脱着できるタイプの機能性パイプである。中に入れるフィルターはかつてのロンソンと同じようなタイプで互換性がある。ただし、ロンソン同様、販売は終了している。
 システムパイプには、他にもカーステン、ピーターソン、スーパー・テンポ社のThe Pipeなどがあるが、わたしは所持していないので、詳細は分からない。そして購入するつもりもない。

追記
 写真は左ふたつがファルコン、ボウルを外しているのがロンソン、右のふたつがニューロンソン、左のボウルがファルコン用、右が旧ロンソン用である。基本的に1000円だがなかには2600円で購入したものもある。

追記2
 international filter pipeと称するファルコンの最新型はシャンクとマウスピースが分解可能、かつファルコンのボウルはすべての型式に共通している。

税務申告一考  

 税務申告へ行く。混雑を予想したが窓口は閑散としている、手続きは5分ほどで済んだ。不明な点はひとつ、障害者に特別と普通があって、わたしがどちらのカテゴリーに属するのかが分からない。細川のママに訊いたのだが、ママも知らないと云う。いっそ松竹梅の方が通りがよろしかろうにと大笑い。役所の担当者によると1種1級は文句なしの特別とか、年金の証明書にその旨の記載がないが、今後記載しましょうかと問われ、お願いしますと応える。年金事務所で五月蠅く聞かれ、障害者手帳のコピーまで撮ったのはなんだったのだろう。

2018年03月13日

コルツ・チェリー一考  

 ダンヒルのパイプ葉がなくなるようである。アメリカでは年内にメンソールが廃止されそうだし、イギリスではバニラやチョコレートなどのフレーバーが禁止されそうである。パイプ党には世知辛くなってくる。去年、パイプ葉は2種類増えたのだが、今年はごそっと減りそうである。ちなみに、ダンヒルのパイプとタバコ葉は異なる会社である。タバコ葉の方は引き取り手がなく、消え去る運命にあるが、パイプの製造は続けられる。
 ウエットな葉が好みなので、わたしはコルツ(colts)を愛用している。チェリー、ゴールド・デラックス、アメリカン・ミックスチェアの3種があって、甘いものから順に並べている。コルツのパイプ葉はウエットだが、タバコ葉(シャグ用)は結構乾燥している。パイプ葉で湿気たものを探しているが、いまだお目にかからない。

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