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2010年10月 アーカイブ


2010年10月28日

体水分率と対水分率  | 一考   

 身体障害者手帳が再交付された。第一種三級が一級になったわけだが、このような手続きは忘れた頃に連絡がくる。で、なにが変わったかといえば、車の燃料券(710円)が月に二枚助成されることと、市民税が課税されていない方に限り月々5000円の在宅手当が出るようである。わたしは市民税が課税されているので在宅手当は出ない。また燃料券は三郷市内の指定のガソリンスタンドのみと云うことで、こちらも関係がない。二輪にでも乗っておれば利用することもあるだろううが。
 今週、役所から五月から八月十五日までの医療費が振り込まれた。北里の医師の指示によって標準負担額認定証、特定疾病療養受領書、重度心身障害者医療費受給者証の手続きが済まされた。それらによって自己負担は十数万円で済んだが、そうでなければ北里だけでも七十万円を超えていた。八月以降の医療費は200万円を軽く超えている。まるで金喰い病である。

 体重計を買えと五月蠅く云われていたので買ってきた。普通の体重計と違って計る対象が多い。体重以外に、体脂肪率22.8パーセント、体水分率56.3パーセント、骨量3.2キログラム、体筋肉率33.8パーセント、基礎代謝量1255キロカロリーなどが分かる。年齢から推して大半が平均値に収まっているが、これらの数値は日々変化する。体重管理のためらしいが、計器の値は3400円、高い玩具である。おそらく、用があるのは体重と体水分率であろう。透析がはじまった今は自由にしているが、やがて食事の対水分率と格闘することになる。


2010年10月22日

透析食  | 一考   

 体調がよいので、この一年我慢していたものを食している。例えばフルーツがそれで、葡萄、二十世紀、雷電メロンなどを試食している。試食と書いたのは血液検査と睨めっこしながら食べているからである。カリウムは大丈夫だが、果物が含む水分が理由で体重が増え続けている。食べるのは構わないが、体重はしっかりと管理するようにと医師からの注意。それやこれやで、この三日間飲食を中止した。二キロほど体重を減らそうと思ったからである。計算通り、三日で二キロ減らし、ドライウェイトは元に戻った。荒っぽい体重管理だが、「見事な管理」とお誉めの言葉を頂戴した。もっとも、絶食したのは内緒だが。
 蛋白をもう少し増やすように云われたが、これは難儀である。ちょっと食べれば体重が規定を超過する。そして体重の超過分が食べ物なのか水分なのかがわたしにはよく分からない。要は栄養を摂れと云うことなのだが、難しい註文である。透析をはじめる前の蛋白制限食と透析後のそれとではまったく異なる。透析食なるものがわたしにはよく掴めていないようである。速効で血液検査に表れるので、もっかあらゆる食べ物を試している。三箇月ほどあれば、大筋が分かると思う。
 それにしても、量はともかく、自由な食事というのは楽しい。食材が増えただけでも嬉しい。例えば刺身だが、山葵もしくは柚子胡椒だけで頂戴していたのがポン酢を使えるようになった。わたしは白身魚が好きなので、ことのほかポン酢は合う。刺身の味わいに奥行きが増したようである。


2010年10月19日

電話  | 一考   

 携帯のリチウム電池が膨らんで蓋ができなくなったのでソフトバンクのショップへ行く。月額980円のコースなのでポイントがまったく溜っていない、従って電池代3150円を請求される。拙宅にも店にもパソコンがあるので携帯はインターネットに繋がない、さらに電話として用いるのは一月に二度か三度、携帯なんぞ不要と思いつつも、出先で車の事故にあったときに役立つ、そのための保険としての980円だと思えば安いのかもしれない。
 ワンセグ対応の安い機種を訊ねたが、四万円ほどするらしい。ワンセグのためだけだと非常識な値段である。拙宅の電話は光電話だが、月に一度架けてくるひとは決まっている。通信機器を減らそうかと思う。


2010年10月18日

大腸癌  | 一考   

 このところ年増の看護師と親しくしている。彼女によれば、透析拒否による病死が多いのは一年目と十年目だそうである。過去にも書いたが、透析拒否は自殺としてカウントされない。大概は心不全として処理される。直接の死因はともかく、死に至る理由の多くは鬱病、統合失調症(統合失調症後抑うつ )である。腎不全と鬱にかかわりはないが、透析がもたらす生活環境だと思う。ただ、透析患者は自分のことを語りたがらない。よって治療は難しい。また、非定型抗精神病薬には副作用として高血糖、糖尿病を誘発するものがあり、話を拗らせている。

 その看護師によるとわたしの鼠蹊部に皮膚癌と思しきものあり、かなり拡がっているので皮膚科での診察を薦められた。癌と云えば、胆嚢と大腸のポリープ、ならびに憩室の検査が十一月一日になった。憩室からの出血は一年ほどなかったのだが、先日一デシリットルほど出血した。透析には血液が凝固しにくくなる薬を用いる。薬の変更で取り敢えず出血は収まったが、去年十一月の二十一単位の輸血を思いだした。あのような経験は二度としたくない。輸血の前後、痔をはじめ出血を伴う部位の手術が繰り返されたが、今になって理由がよく理解できる。

 大腸癌の検査は二十四時間の飲食停止と下剤の服用が必須なのだが、看護師からはなんらの指示もない。前日の入院を覚悟していたのだが、どうなっているのだろうか。日を同じくして以前入院したときとうクリニックからも大腸癌の再検査をしたい旨の連絡があった。手術をするとなるとときとうクリニックの方がよいのだが。


2010年10月12日

南の島  | 一考   

 1895年、下関条約によって台湾を日本へ割譲、それまで尖閣諸島は台湾の一部だったが、以降は台湾県から外し、沖縄県に編入した。この件に関し、細かいことを云うひとがいるが、大略は以上のごとし。下って日中平和友好条約締結の折、日中両国は尖閣諸島の問題を棚上げにすることで同意。にもかかわらず、今回の事件でわが国は一方的に「国内法で裁く」と発言、歴史を解さない民社党政権に対して中国が怒ったとするのが正しい。
 わたしは中国という国が好きでない。しかし、歴史は認めなければならない。もちろんこの件は台湾相手の問題だが、わが国は共産党政権を中国唯一の合法政権と認めている。認めたが故の日中平和友好条約だった。中国にしてみれば、ある日突然、手のひらを返したように尖閣諸島は日本固有の領土だと云われたに等しい、立腹するのは当たり前である。菅、仙谷、岡田、前原の戦後世代はわが国の歴史をもう一度振り返っていただく必要がありそうである。
 ちなみに、琉球王国の廃止が1872年、1879年に琉球藩が鹿児島県へ編入、同年沖縄県が設置されている。沖縄が日本へ返還されたのは72年だが、その折、台湾も強く尖閣諸島の領有権を主張している。


2010年10月11日

減塩パン第二弾  | 一考   

 稲見直子さんから減塩パンの第二弾が送られてきた。リュスティックはエビ、フィセル、バターフランスの三種、それにロデブとカンパーニュである。エビは前回はナッツ入りだったが、今回はクリームチーズが入っている。普通はベーコンと相場が決まっているが、エビにクリームチーズとは奮っている。関さんの山小屋ではモルトウィスキーに合うと好評だったようだが、確かにクリームチーズの僅かな塩分がモルトウィスキーを際立たせる。マッカランやスプリングバンクのような男性的な酒に相応しいリュスティックである。前回のナッツ入りだとノックドゥーのような女性的で香りが高いモルトウィスキーが合う。例によってレシピを紹介する。
 リュスティックはメゾンドカイザー・トラディショナル250グラム、グリストミル25グラム、全粒粉(ハルユタカ)25グラム、塩(シチリア産海塩)1グラム、同表面への振りかけ1グラム、イースト小匙八分の一、水250グラム。ちなみに、バターフランスには無塩バターが用いられている。
 ロデブは全粒粉20グラム、ライ麦粉30グラム、メゾンドカイザー・トラディショナル200グラム、塩2グラム、イースト小匙四分の一、水200グラム。ちなみに、シチリアは岩塩も有名でスモークをかけたものは特に知られる。炒飯や焼きそばにぴったりだったが、パンにも面白かろうと思う。
 オレンジカンパーニュはメゾンドカイザー・トラディショナル240グラム、北海道産石挽ライ麦40グラム、全粒粉(ハルユタカ)20グラム、塩(シチリア産海塩)2グラム、イースト小匙四分の一、砂糖5グラム、水180グラム、清見タンゴールのオレンジピール。
 メゾンドカイザー・トラディショナルは蛋白11.0、灰分0.48。全粒粉(ハルユタカ)は蛋白13.5、灰分1.2。ライ麦粉(北海道産)蛋白8.5、灰分1.6。グリストミル蛋白13.5、灰分0.95。以上は含有量だが、若干上下する。
 今回のエビとかクロワッサンのように多量のバターやチーズが入っているパンは冷凍できない。よってエビは今日中に馳走になる、他は小分けして冷凍する。稲見さんのご尽力もあって最近は一日一回はパン食である。透析の効果もあって多少のナトリウムは摂ってもよいことになった。とは云っても塩に換算して5グラムが6.5グラムになった程度だが。前項で触れたが醤油やソースは極端に控えている、よって増えた塩分はすべてパンに当てている。
 稲見さんが造るパンは市販のそれと違い、中身(麦粉)が濃厚である。同じ体積なら重量は倍近くあって、フランスパンとドイツパンの中間に位置するようなパンである。要は食べ応えのあるパンなのである。その素材が生かされたパンをわたしは楽しんでいる。


2010年10月08日

開店時間  | 一考   

 血液検査は月二回、以前と違って細かく管理できる。尿素窒素が基準より低いのと、フェリチン(鉄)と白血球が過剰、低HDLコレステロール血症は変わらないが、大旨基準値に収まっている。特にナトリウム、カリウム、尿酸、マグネシウム、それと蛋白、中性脂肪に異常は見られない。透析の効能、畏るべしである。
 医師に尋ねたところ、透析を三回中断すると透析をはじめる前の状態に戻って苦しみだす、五回中断すると生命の危機に陥るそうである。と云うことは自然に任せるとわたしの命は二週間で消え去るらしい。平和な時代でよかったと思う、戦時下だと透析患者というだけで非国民となるに違いない。

 それにしても体調はよくなった。ごく僅かだが汗をかくようになった。そして麺麭を食べられるようになったのが嬉しい。ところが、赤坂に次いで三郷のイトーヨーカドーに入っていた麺麭屋も閉店した。今は八潮にまでバゲットを買いに行っている。松戸にも麺麭屋はあると思うのだが、まだ調べていない。麺麭屋というのはあまり儲からない稼業のようである。わが国ではやはり菓子麺麭が主流を占めるようである。
 儲からないで思い出したが、ですぺらの開店時間は遅くなった。しかし、その分閉店時間を遅らせている。事前に連絡を頂ければ午前二時まで営業している。繰り返すが、月、水、金の開店は八時十五分、火、木、土は九時である。どうかよろしくお願いする。


体重管理  | 一考   

 ドライウェイトが62.8キロなので、透析時の体重超過は二キロほどに収まればよいと思っている。水分すなわち烏龍茶と水に関しては簡単だが、食物に含まれている水分の量で頭を抱えている。例えばカレーは九割、シチューは八割、飯は七割が水分とされる。こちらの計算が難儀なのである。
 ちなみに、ファーストフード店のカレー一人前で水分含有量は280グラム、加えるに喉が渇くので水を200グラムで併せて480グラム、これを二食摂って二日で二キロの水分補給になってしまう。もっとも、ファーストフード店のカレーをわたしは食べないが。それにしても驚くべき量の水分を摂っている。
 「透析時の体重超過は二キロ」と前述したが、透析で除去される水分は血中水分に決まっている。だとすれば四時間で二キロが限界である。それを越えると血圧の低下で苦しむことになる。苦しんでいるあいだはよいが、水分制限の手綱を緩めると瞬く間に心不全でご臨終となる。
 この一箇月は食事制限、体重管理共に理想的だと医師から云われている。しかし結果がうまくいっているだけで、当人に自信があるわけでない。食事制限は随分と弛んだが、その替わりに水分制限が加わり、思い悩まされることに違いはない。
 僅かにせよ、自力で排尿されているあいだに酒を嗜みたいと思う。アルコールを分解するのは水だが、二、三杯なら問題あるまい。肝機能はr-GTPで表されるが、正常値は8から76。これを超えている知己はMさんとUさん、ウィスキーを二、三本飲んでいても、休肝日を設けていればアルコール中毒にはならない。ちなみにわたしの数値は82だが、こちらは輸血が理由である。

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