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2012年03月 アーカイブ


2012年03月31日

失神寸前  | 一考   

 去年の十二月十日からはじめた禁煙だが、丁度そのころから体重管理に大きな狂いが生じるようになった。先日の除水は三リットル、生れてはじめての量だったが、やはりおかしくなった。三十分を残して気分が悪くなり、その旨を看護師に伝えた。気分が悪くなったときの血圧は110だったが、100を切り、90を切り、15分後には80にまで下がった。看護師はその間、除水分を身体に戻していた。
 今回は気付くのが早く、失神にまでは至らなかったが、冷や汗で全身はびしょ濡れ。動かれないので、看護師がきれいに拭き取ってくださった。ちなみに、この冷や汗分が約一リットル。70まで落ちた血圧を90まで上げるのに一時間ほど費やした。暫く降圧剤を控えるように云われた。
 東葛クリニックでの失神騒ぎは二度目。前回は透析をはじめて間無しのころだった。それ故、看護師は症状がよく分からないので困惑する、と。気絶するひと、四肢強直、痙攣発作に襲われるひと、嘔吐を繰り返すひと等々だが、それぞれに固有の症状があって、個々に対応が異なるようである。それにしても、戸田中央のときのような衝撃がなかったのは救いだった。


2012年03月21日

身欠フグ  | 一考   

 東京で身欠フグが解禁されるようである。わたしは活フグ専門店で十年ほど働いていたので、フグは肝を引っくるめて頻繁に食していた。
 神戸には株式会社 ナガノが経営する「ふぐ政」が昭和40年からある。身欠が専門で、通販部門はてんだいフーズと云って明石市上ノ丸にある。設立時は専ら冷凍品を扱っていたが、あまりの美味さに愕かされた。冷凍技術は19世紀末の冷凍機完成以降のことだが、凍結品を融解して常温に戻す解凍技術が発達するのは案外と近年のことである。冷凍フグに関してはふぐ政が最初と思われる。扱いが身欠なので、当然食中毒は起きない。フグの価格破壊がはじまりそうである。

追記
 回転寿司でもっとも原価がかかるのはブリだろう。活フグはキロ一万円を上下しているので到底使われない。身欠でも現状なら不可能である。博多の寿司店はフグを置いているが、回転寿司ではもう少し企業努力が必要になる。関西はフグの取扱いが厳しく、人件費が嵩み値下げは望むべくもない。しかし東京が規制を緩和し、身欠フグの扱いを自由にすれば値は下がる。数年後にはフグが回転寿司の看板になりそうである。


ユニクロ流スーパー  | 一考   

 食中毒を惹き起こすようなユッケは困りものだが、牛丼やカレーのように値下げ可能なものはいくら下がってもよい。価格破壊のきっかけは神戸物産のデリマーケットだろうが、器に這入れば盛りに関係なく190円である。
 デリマーケットの特長は販売する商品の多くが倒産会社の工場を買収、自社生産したオリジナル商品であること。また、自前の農場を持ち、製販一体の仕組みを強化している。謂わば、スーパーのユニクロ流を押し通している。


2012年03月15日

穿刺ミス  | 一考   

 血管の石灰化について書いたが、石灰化までゆかなくてもこのところ穿刺ミスが重なる。先週の土曜日、穿刺が浅かったのが理由で透析の最中に留置針が抜けそうになった。刺し直してことなきを得たが、傷が大きく開き、出血が止まらない。透析の場合は止血用の強力な絆創膏を用いるが、それが効かない。通常は当日の深夜に止まるのだが、止まったのは火曜日の早朝だった。出血が止まらないと風呂へも這入られない。
 また先々週は穿刺ミスで、血管を三度突き破ってしまった。この場合は静脈側のラインを変えて穿刺した。穿刺箇所が限られているので血管が大分痛んできたようである。


血管の石灰化  | 一考   

 ダイアライザーがAPS 11SAからPES 11SEaへ変更された。手術が近づいてきたのでクレアチニンを落とすのが目的である。詳しくは分からないが、ダイアライザーの尿素クリアランスを高めるのだそうである。ちなみに、クレアチニンの術前と術後の比率を平均すると18-8から15-5にまで落ちている。間違いなく有効である。

 向かえの二人の透析が五時間に延長された。除水量が増えたわけでなく、除水速度を落としたのが理由、体力が持たないのである。横の御仁は血管の石灰化で悲鳴を上げている。注射針が太いので穿刺の際に血管に傷がつく。その傷が治るまえに次の穿刺がやってくる。それが度重なって血管はぼろぼろになる。
 血管石灰化はカルシウムとリンの化合物が血管に沈着したものと従来考えられていたが、現在ではリンが血管の細胞を骨芽細胞に変性させてゆくためと分かった。血管にカルシウムが沈着するのでなく血管そのものが能動的に骨化するのである。
 その血管の損傷と石灰化が透析における穿刺そのものを失敗させる。透析中に脱血が、もしくは返血が屡々止まる、その度に穿刺の遣り直しである。なお、穿刺の痛み止めは一時間乃至二時間前である。よって痛み止めなしでぶすぶすと針を射すことになる。
 長期透析患者にとって血管石灰化は逃れられない合併症である。透析患者の死因のトップは心不全、心筋梗塞、狭心症などの心血管疾患である。それを少しにせよ遅らせるにはリンの吸着剤しかない。炭酸カルシウム(カルタン)と塩酸セベラマー(レナジェル・フォスブロック)、炭酸ランタン(ホスレノール)の三種である。


2012年03月05日

スバルBRZ  | 一考   

 先日、TBSのドラマを見ていて黄色のTVRのT350が出てきたのに愕いた。通常の番組で使うような車でない。鋼管チューブラーフレームにFRP製のボディ、車両重量は1187kgである。エンジンは自社開発の3.6リッター直列6気筒「Speed Six」をFRレイアウトで搭載。最高出力は350ps、トランスミッションは5速のMTのみ。サーキット走行を意識して、シート下のクッションが取り外し可能になっている。安全面では相変わらずエアバッグやABSが搭載されていないものの、サイドインパクトバーのみ追加されている。
 FRといえば、スバルからBRZが発売された。エンジンの開発はスバルが、ボディデザインはトヨタである。トランクルームはリア席を倒すとホイール4本が丁度収まるようになっている。履き替えてサーキット走行を楽しむことが可能である。自然吸気で200ps、メーターは260キロまで刻んでいる。競技用のベース車両としてRAとのカスタマイズグレードが頒されている。値は205万8000円、素晴らしいスポーツカーである。

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