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レボリューション   一考   

 

 都知事選に立候補している宇都宮氏は73歳、わたしと同世代である。この歳のひとは概して共産主義に好意的である。宇都宮氏も国会議事堂前に慰安婦像を設置しろとか宣っている。従軍慰安婦のはなしは父親から屡々聞かされている。昔、福原に雪洲というヒルサロがあって社会見学に親父と出掛けた。ホステスの平均年齢は50歳、なかには70歳を越えた強者もいらした。昨今の風俗には20代の女性も多いが、それは現在のはなし、かつての水商売はそうではなかった。父親は従軍慰安婦をおもいだすなあと一言。従軍慰安婦は部隊と移動を共にする、後からぞろぞろとついて行くのである。年齢は大方が40代から50代、なかには70代の女性もいたそうで、問題になっているような少女は見たことも聞いたこともないと云っていた。要するに兵隊よりもずんと年長の女性ばかりだった。
 わたしは長く韓国に対して好意を抱いていた。文在寅にしても今までの大統領とは異なり、革命を起こそうとしているのだなと同情的に覧ていた。革命とはなによりもイデオロギーありきで、思想や哲学などあっては困る。なぜなら哲学には懐疑が欠かせないからである。財閥に代表される経済社会は解体すべき対象であって、そのために人民が困窮しようが知ったことではない。イデオロギーの前では精神のルーツは根こそぎ抜き取られ、歴史の修正、改竄と隠蔽、そして嘘で塗り固められる。そうした妄想を立脚させるために、情報の検問と厳格な監視が必須になり、屡々人命より優先される。どうやら文在寅のいう革命とは、かつての民主化運動ではなく、インフラストラクチャーなどの国有化までを進めようとする共産主義革命のようである。ただし、近代化の完了した韓国で共産主義革命は不可能、朴正煕政権のような権威主義体制にならざるをえない。よって早晩、反革命が起きると思われる。いずれにせよ、救国であれ独立の祖であれ英雄を必要とする国の人民は不幸である。


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2020年06月21日 04:20に投稿された記事のページです。

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