2日連続で雨に打たれた。大蔵海岸の駐車場で同い年の老人から珍しい車に乗っていますねと声をかけられた。キャブ使用ですからと応えると、それにしても磨きが足らないようでと云う。こちとら土砂降りでも二輪に乗っているのですよ、いちいち磨いてられるかと、ここは堪えて和やかに笑う。ライダーらしく「お達者で」と挨拶を交わして別れた。
久しぶりに晴れたのでタバコを買いに舞子まで走る。歩道へ乗り上げたところでいきなりエンスト、煽りを食らって立ち転けと相成った。この30年ほど立ち転けとは無縁だったが、寄る年波には勝てぬ、何時か倒れるだろうと思いつつ、そのためにこそ足つきの良い小型バイクに乗り換えたのだが、倒れるときに大型も小型もないと分かった。それよりも、学生と思しき妙齢の女性が3人駈け付け、バイクを起こそうと手伝ってくださる。立ち転けが恥ずかしいという年齢はとっくに過ぎた。本音をいえば、女性と一緒にいたいがためにそのまま引っ繰り返っていたかったのである。
追記
ブレーキレバーの先端が折れてどこかへいってしまった。運転には支障ないが、アルミ製品は役に立たない、鉄製のレバーがあれば良いのにと思う。