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猫まんま    一考

 

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 このところ良い魚と出合わないので、刺身盛り合わせを買っている。一昨日はしまあじ3切れ、鯛、サーモン、ボタンエビ2匹、イカ、マグロ2切れで390円。今日は鯛5切れ、マグロ3切れ、甘エビ7匹で369円。極力サーモンは避けているが、最近はサーモンを盛らないと売れないようである。サーモンを食わされるならまだマグロの方がましである。

 発端はウニ丼だが、先日、来住さんと丼物と猫まんまは同じでないかとのはなしになった。来住さんに云わせるとウニ丼などもってのほかで別々に食すべき、と。東日本では飯に鰹節、西日本では味噌汁をかけた飯を猫まんまと称するらしい。犬猫共に、腎機能がひとと比べて頗る低く、鰹節であれ味噌汁であれ極度の塩分過多となる。さらにネギやタマネギは赤血球内のカリウムが血液中に流出し高カリウム血症をもたらし死に至る。
 犬猫における貧血はともかく、松屋では牛丼を牛めしという。これは犬飯を連想させてよろしくない。ねこまんまは戦国時代の昔からあるが、庶民が飢餓をしのぐ食料の中心的存在であった。間違いなく、紳士淑女の食べ物ではなく、貧民の餌とみるべきである。昔、永瀬さんから天丼や牛丼なんぞ人間の食べるものではないと叱られたのを思い出す。とはいえ、わたしは海鮮丼には目がない、磯魚は地域で異なる、それを安直に知るには海鮮丼が最適なのである。しかし、それとて刺身盛り合わせと飯を別々に頼めばよろしいのである。かつて料理人は主食におかずを乗せることを忌避したという、要するに握り寿司すら料理ではなかったのである。


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2018年02月21日 23:18に投稿された記事のページです。

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