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数年ぶりのウイスキー   一考   

 

 帰り道、突風に吹かれて嚔が止まらなくなってしまった。風邪をひいてはいけないと、帰宅後ウイスキーを飲んでいる。引越の直後、ノットホールで飲んで失神してから酒はやめていた。数年ぶりの酒に選んだのはラフロイグのクォーターカスクとタリスカーのストームの二点。ストームはピートのPPMを上げたためにバランスが崩れてしまっている。荒々しさを感じる前に香りに雑味を感じてしまう。これでは通常のタリスカー10年の方がはるかに旨い。
 クォーターカスクは素晴らしいウイスキーである。これが終売になったのは信じられない。クォーターカスクとトリプルウッドがラフロイグのターニングポイントになった酒だと思う。セレクトカスクはペドロヒメネス・シェリー樽、ヨーロピアンオーク・シェリー樽、バーボン樽で熟成された多彩な原酒をヴァッティング。さらにヴァージン・アメリカンオーク樽で後熟することで、スモーキーな香りと甘美な味わいを実現したのだが、所詮クォーターカスクにはかなわない。いささか甘味が勝っているのである。シェリー樽がもたらす甘みとバーボン樽がもたらす甘みではバーボンの方が上品である。もっとも素人受けするのはシェリーカスクなのだが。流通在庫があるあいだにクォーターカスクを買っておくべきである。


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2017年12月27日 03:09に投稿された記事のページです。

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