今までかなり多くのカルヴァドスを飲んできたが、これほどのものに出合ったことはない。ノルマンディー地域のコミューン Blangy・ル・シャトーの「カルヴァドス カルディナル」である。扱いはアイ・ダブリュー・エイ・ジャパン。大阪島之内にあったインポーターで、70、80年代に活躍していた。香味に関しては田中屋の栗林幸吉さんが目を丸くしていた。
ギルビー・ジンのプレミアム・タイプ。安物のギルビーは飲まれないが、「サー・ウォルター・ギルビー」は別格。扱いはニッカ・アイティーワイ。ニッカでライセンス生産されている通常のギルビージンとは異なり、こちらは本国で生産されたもの。共に90年前後に終売になった。タンカレー・マラッカジンより、遙かに美味。わたしはウイスキーのあいだに挿むジンリッキーが好みだが、これだけはストレートで飲む。