先ほどから雨が降っている。濡れて帰るしかなさそうである。このところ帰宅したときの室内気温は11度、それでもオートバイを駆ってきた身には暖かい。暖房を入れ、電気毛布を温める。凍てついた脚に巻き付け、常温に戻すのに2時間はかかる。深夜4時、それから夕食の準備である。ちなみに室温は18度に設定しているが、ですぺらは20度である。客が寒いと怒るからである。
まだ乗車時に真冬の格好はしていない、2月の寒さがよく分かっているからである。それにしても冷たい、冷たさで頭は割れそうに、脚はちぎれそうに痛い。それもこれも歳のせいと言い聞かせている。
もっとも困惑しているのはバイク用フェイスマスクである。もっとも、雨天にフェイスマスクをつける馬鹿はいないだろうが。鼻に穴のあいたベンチレーション付き定価100円のものを使っているのだが、装着すると息が暖かくなってヘルメットのシールドが曇る。信号で停まると一瞬にして前がなにも見えなくなる。口までずり下ろして使っているのだが、みなさんどうしているのだろうか。
バイク用シールド曇り止めと称してさまざまな高価なものが売られているが、中身は単なる界面活性剤。あれなら台所用洗剤となにも変わらないではないか。だとしたらスプレー式食器用洗剤の「キュキュットCLEAR泡スプレー」がよいのでないだろうか。一説によると99工房のコンパウンドトライアルセットで磨くのが一番との意見もある。わたしは何時も1本70円ぐらいの洗剤を使っている。明日は花王の高級洗剤を買いに行くとしよう。