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ラ・ムー大蔵海岸店の鯛   一考   

 

 久しぶりにラ・ムー大蔵海岸店へ行く。長く買っていなかった鯛のにぎり寿司を購入、やはり旨い、よほど魚を見る目を持った職人がいると思われる。明石の鮨屋では菊水、丹甫、小結、ささ倉などが旨いとされるが、それらと比して遜色ない。序でながら、まなかつおが売っていた、体長24〜25センチで455円。煮付けか塩焼きだが、このような高級魚を安く仕入れるところにラ・ムー大蔵海岸店の本領がある。
 スーパーへ行くとまず魚売り場を見る、それでスーパーの全貌が窺える。菓子の類いは製造元すなわち明治や雪印、森永の責任であってスーパーには関係ない。同じく饂飩や蕎麦の類いは製麺所の責任であってスーパーには関係ない。スーパーに関わりがあるのは魚と惣菜だけである。
 例えば、業務スーパー西明石小久保店の寿司は非常に旨い、しかし同じ業務スーパーの他店の寿司は食べられない。その理由は職人が違うからである。山陽マルナカ玉津店の刺身は昔から旨い、しかし、同じチェーン店であっても他の店の刺身は食べられない。なぜなら、這入っている魚屋が異なるからである。
 めぐみの郷枝吉店の惣菜を美味しく頂戴しているが、同店にはふたつの会社が這入っている。ひとつは内野家、uchipacシリーズで知られる西宮の惣菜店。味付けはどこまでも淡く、食品添加物を比較的含まない加工食品を旨とする。スーパーの善し悪しは細かく知らないと評価できない。ひとつやふたつの商品でもってそのスーパーに評価を下すなど、持っての他でないだろうか。

 通常の麺の原材料は小麦粉、タピオカでんぷん、還元水飴、食塩、小麦たん白、乳酸ナトリウム、酒精、増粘剤(アルギン酸エステル)、うち粉、加工でん粉である。通常の食パンやクロワッサンの原材料はマーガリン、小麦たんぱく、鶏卵、パン酵母、難消化性デキストリン、大豆たんぱく、デキストリン、粉末油脂、食塩、脱脂粉乳、小麦粉、ぶどう糖、セルロース、乳化剤、カゼインナトリウム、増粘剤(CMC、アルギン酸エステル)、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カロテノイド色素 である。
 麺類にタピオカを使うようになったのは冷凍饂飩が最初だが、客が腰の強い麺を求めるからである。小麦粉を打って腰など出ようはずがない。要するに腰の強い麺ほどタピオカと増粘安定剤の含有率が高くなる。しかし、客はそれで納得している。困ったものだと、讃岐の製麺業者から聞かされたのは20年ほど前のはなしである。
 どのような食物にも増粘安定剤は這入っている。しかし、糖尿のひとは増粘多糖類に注意しなければならないし、わたしのような腎不全の者はカリウムそれ自体が禁止されている。迂闊にものは食べられないのである。


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2017年11月17日 01:53に投稿された記事のページです。

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