ラフロイグのセレクトカスク発売に伴ってクォーターカスクが終売になった。流通在庫はまだあるのでぜひ購入されんことを。間違いなく旨いウイスキーである。
トリプルウッドも終売になるようだが、こちらは最初のボトルと2度目以降のボトルでは中身が異なるようである。バーボンバレルとクォーターカスクで熟成は同じだが、フィニッシュはヨーロピアンオークとなっている。わたしは確認していないが、オロロソシェリーからペドロヒメネスへ変更されたようである。
2012年にエクスクルーシヴ・カスクからブレイヴァル、アルタナベーン、グレン・スペイ、ブナハーブンの四種が頒された。フィニッシュはすべてペドロヒメネスである。加えて、ラガヴーリンのダブルマチュアードがペドロヒメネスである。ブレイヴァルは好きなウィスキーなのだが、リッチなシロップ漬けレーズンのアフターはデザートワインを思わせて興ざめである。そもそもペドロヒメネスを用いたウイスキーで旨いとおもったものがない。要するに甘すぎるのである。
近頃、ワイン樽ブームだが、ソーテルヌやトカイのワイン樽などもってのほかである。フランスのボトラーがヴァン・ジョーヌの樽を用いているが、あれもいただけけない。ちなみに、赤ワインの樽で成功したのはボウモアのダスクのみ。やはりシェリーに倣って辛口の白ワインの樽が無難である。
ですぺら掲示板2011年03月02日「クォーターカスク」に佐々木幹郎さんの土産話を書いている。
http://www.despera.com/bbs2/2011/03/post_1087.html