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カラオケ喫茶 銀河鉄道   一考   

 

 先般、銀河鉄道へ届けたブローラとポート・エレンについて触れておく。
 ブローラはUDから5種類、ダグラス・レインから10種類以上頒されている。以上と書いた理由はわたしが味見したのがそれだけということである。ダグラス・レインの社長からはあと2種類出たと聞き及んでいる。DLの姉妹会社エイカーダイクからも頒されているが、そちらを数えているのかもしれない。ウィスク・イーの扱いになるダルリアダのブローラは、ボトラーズのリフィール・シェリーもの(4種類)同様、特筆ものと聞いているが、ダルリアダは飲んでいない。
 今回持参したブローラはウィリアム・マックスウェルのダン・ビーガンシリーズの一本、80年蒸留、04年ボトリングの24年ものである。23年ものもあり、81年蒸留の26年ものもある。ドライシェリーすなわちフィノシェリーすなわち使い古したオロロソシェリー樽を用いている。香り、こく、喉ごし共に超一級、銀河鉄道にはもったいない傑出したブローラである。レアモルト並びにニュー・カスク・ストレングスよりも遙かに旨い。
 シリーズ名のダン・ビーガンもしくはダン・ベーガン(Dun Bheagan)はスコットランドのスカイ島にある村の名前で、同地を支配していた地元のクラン(部族)が、生産者ウイリアム・マックスウェルの創業家と深いつながりがあったことから。1997年にフランス向けにボトリングをはじめた。他ではリンクウッド、ロングモーン、ローズバンク、ポート・エレンが美味。ちなみに、スカイ島はシングルモルトのタリスカー、ダン・ビーガン城、ダン・ビーガン ホテルなどで識られている。

 ポート・エレンは79年蒸留、ホグスヘッドの16年もの、ボトラーはキングスバリー。他に80年蒸留の15年ものがあるようだが、わたしは飲んでいない。カスク・ストレングスではG&Mとシグナトリーのダンピーボトルにとどめを刺すが、加水タイプでは本品であろう。ポート・エレンを知るには15、16年までが限界と思っている。癖のないカスクゆえ、蒸留所本来の香味が生かされている。ダグラスレインのフレッド社長云うところの「なめし皮の味」である。

 「候可候 (さうらふべくさうらふ)」で書いたが、こちらでもカラオケ喫茶 銀河鉄道の住所を記載しておく。
  明石市鍛治屋町4-14 999(スリーナイン)ビル6F 078-917-5801


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2018年11月30日 04:21に投稿された記事のページです。

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