先だって「世の中の仕組みを男と女の二項対立で計られると思うこと自体が差別的である」と書いたが、やはりわが国の政府の本音は相撲協会と同じく、このようなところに如実に表れている。念の為に引用しておく。
石壁に百合の花咲く
日本、国連人権理事会の投票で同性愛者の死刑を支持
2017年9月29日、国連人権理事会が、同性愛行為を死刑の対象にすることを非難する決議を実施しました。日本は反対票を投じました。つまり、日本はゲイを死刑にするのは人権侵害じゃないと思っているってこと。
詳細は以下。
ILGAの報告によれば、同性愛行為は現在世界72か国で違法とされており、うち6か国では死刑の対象となっています。9月29日、国連人権理事会は、「背教、冒涜、姦通、合意上の同性関係など、特定の形態の行為に対する制裁」としての「恣意的な、または差別的な」死刑に抗議するための決議をおこないました。この決議で、47の理事国中27か国が賛成票を投じ、13か国が反対、7か国が棄権したとのこと。Independentによれば、抗議に反対した国は以下の通りです。
ボツワナ
ブルンジ
エジプト
エチオピア
バングラデシュ
中国
インド
イラク
日本
カタール
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
アメリカ合衆国
日本は同性愛をとがめる宗教が国教だというわけでもないのに、このありさま。米国に追従したいのか、それとも何が何でも死刑は人権侵害じゃないってことにしたいのかは謎だけど、いくら「LGBTブーム」とかなんとか言ったところで本邦の実態はこんなもんよ。