Bar眞のマスター眞野公一さん来店。明石の割烹について話し込む。二箇月前から予約で一杯だが、西明石にコースで3500円の割烹があって頗る美味と聞き及んだ。屋号は「旬菜よもぎ」、彼の味覚をわたしは信頼している。予約が必要な店へ病人のわたしは行かれないが、そのような店があると聞くだけで嬉しくなる。昔からある地の店舗でなく、外部から新しい血が這入ってくるのは愉快である。
前項で紹介した五半と同じく、メニューはなく、店主お任せのコースのみ。食べ物屋が置く酒類には概していかがかと思うものが多いのだが、よもぎには磯自慢の生貯蔵が用意されているそうな、大いに評価したい。