ヤフオクの高額落札品TOP100にわたしの出品したウイスキーやワインが5点載っている。赤坂で1万五千円で売れなかった白ワインが30万と28万円で売れた。それはともかく、とんでもないものが出品されている。
余市のニッカ、ウィスキー博物館に収蔵されている物と同じ時代のもので、ニッカ第一号ウィスキーである。上はヤフオクに現在100万円で出品されている。液面は減っているが未開封。下は以前落札されたもので、50万1090円で落とされた。飲みかけで少量残っている。シングルモルトならともかく、ニッカごときがと思う。
とんでもない序でに、去年ポートエレンの再開が発表されたが、ヤフオクがそのポートエレンで溢れている。一時は20万円を超えていたが、現在は6.7万円で買えるようになった。飲むのでなく、投資で買っているひとがいかに多いかである。それにしても、ディアジオ社のオフィシャルボトルと称するものだけは買わない方がよい。樽の提供はダグラス・レイン社である。いずれにせよ、詰まらない世の中になった。
追記
どうしようか迷ったが、書いておく。サントリーの最初のウイスキー白札はピートを焚いている。ところがニッカは創業以来ただの一度もピートを焚いたことがない。ごく最近、観光客向けに焚きだしたようだが、それをウイスキーに用いているわけではない。わたしに云わせればインチキウイスキーなのである。