「めぐみの郷」について書いたが、昨今は菠薐草のごま和え、小松菜のおひたし、高野豆腐の含め煮などの売れ残りを贖っている。含め煮には高野だけでなく、椎茸、人参、莢豌豆などが這入っている。莢豌豆は煮すぎて白っぽく変色しているが、これもご愛敬、素人料理には素人なりの趣と味わいがある。
日々、菠薐草や小松菜だけで食事を済ませているわけでない。週2回は刺身を食べている。シマアジと昼網の鯛、4分の1の短冊が398円と298円。シマアジは身がこりこりしているので、一晩置いてもおいしく頂戴できる。鯛は一晩置くとさすがに身は柔らかくなる、そんなときはポン酢で頂戴する。一味を利かせると絶妙に旨くなる。ちなみに、醤油が塩分濃度が高くて使えないので、白だしで3倍に薄めて使っている。もしくはポン酢、二杯酢、三杯酢の類いが常備品である。
日曜日には盛り合わせ398円が売れ残っている。18時を過ぎるとそれらが半額になる。シマアジの短冊は398円でも滅法安いが、200円ならさらに嬉しくなる。金がないならないなりに、娯しむ術はいくらでもある。