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ヨーロッパの熱波   一考   

 

 ベルリンでは7月3日以来30度以上の日が続き、5日には37.8度と猛烈な暑さになった。ベルリンの7月の最高気温の平年値は23.7度、よって身体に堪えるような暑さになっていると考えられる。ジュネーブでは7月に入ってから30度を超え、7月6日には37.9度を観測。ジュネーブの7月の最高気温の平年値は22.2度。一年で最も高い8月でも、25度くらいまでしか上がらないので異常な暑さといえる。ヨーロッパの地下室の平均温度は15度から18度の間といわれているが、今年はドイツやポーランドでも30度近くまで上がっている。
 スペインではさらに暑さが厳しく、セビリアで44度、コルドバで43度と40度超え。スペインの中でも暑さの厳しい地域とはいえ、7月の最高気温の平年値は35〜36度である。スペインでは5月にもバレンシアで42度を超えたので、厳しい暑さが再びやって来たといえる。
 7月1日にはイギリスで、7月としては最も暑い36.7度を記録。例年は最も暑い日でも20度前半の国なのだが、ロンドンではこの一週間ほど雨も降らず猛暑続き、芝生が枯れたり暑さに耐えかねて自販機の炭酸飲料が破裂するなどの被害が出ている。
 ここ毎日、ポレチュに限らずクロアチア全土にて記録的な猛暑日が続いている。クロアチアからのニュースによると、現在クロアチアは「ヨーロッパで一番暑い国」なのだとか。ドゥブロヴニクでは昨日の朝、まだ午前8時だというのに早くも気温は33度もあり、週末にかけてまだまだ暑い日が続く模様で、ダルマチア地方は日中40度を超えることも予想されている。

 欧州では基本ワインもビールも常温で飲む。共に酒屋の玄関に積み上げて売っている。自販機はあくまでも自販機であって、わが国のように冷やしたりしない。ところが、今年の熱波に堪えかねて、ドイツでは冷やしたビールが登場、さすがにワインは冷やさないが、ビールは15度ぐらいにまで下げた商品が持て囃されている。これを機会にヨーロッパでも日本やアメリカのように冷やして飲む習慣がはじまるのかもしれない。

(AFP時事)
 世界各地で異常な猛暑が続く中、欧州も連日、異例の熱波襲来に見舞われている。8月2日に45.2度に達したポルトガル中部アルベガで4日、これをさらに上回る46.8度を記録。観光客に人気のスペイン南部コルドバでも44.0度前後に達した。
 高温と乾燥によりポルトガル南部で森林火災が発生し、住民が避難を余儀なくされた。AFP通信によると、消防隊約740人が出動し、航空機11機が消火作業に当たった。
 フランスでは、熱波の影響で原子炉4基が運転を停止した。電力会社によれば、原子炉は川の水を冷却水として使って再び放水しているが、この過程で川の水温が上昇し、気温がさらに高くなるのを防ぐための措置という。
 オランダ国内の高速道路はアスファルトが高温で溶けたことで、一部が閉鎖に追い込まれた。イタリアのメディアは、同国で熱中症による死者が出ていると報じた。


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2018年08月01日 02:02に投稿された記事のページです。

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