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カネナカ中村漁業部    一考

 

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 「知床のくさや風鮭とば」について何度も書いたと思っていたのだが、高遠さんとの遣り取りのなかで一度出てくるだけである。北海道の鮭とばはアイヌ部落の数だけ種類があった。もっとも、現在売られているものは判でで押したように同じものばかりだが。
 それらのなかで、ウトロで売られていた鮭とばだけは強く記憶に残っている。通常の鮭とばは身の筋に沿うかたちで、刃が入れられている。ところがウトロのそれは皮は付けたまま、身だけを筋に直角にスライスするかたちで切られている。それだけでも変わっているのだが、淡い魚醤のにおいがする。くさやと同じ作り方なのだが、あれほど強烈ではなく、微かににおう程度なのである。明石の太田守さんにそのはなしをしたところ、彼は即刻北海道へ赴いた。土産に鮭とばを抱えて戻られたのはいうまでもない。
 健康な頃、毎年二輪で北海道へ旅をした。八戸近辺で鮭とばの大きな固まりを購入、バイクの後ろにテントと一緒に括りつけて走っていた。どうして八戸かと云うとウトロの鮭とばを除いて、もっとも旨く、安かったからである。フェリーで知り合った北海道の方は鮭とばを生で食する。生でも旨いのだが、皮は食べられない。皮は捨てる(北海道では投げる)のが大方らしい。わたしは皮が香ばしくて好きなので、炙るかフライパンで煎って食べる。
 ウトロの鮭とば同様、スライス製法の鮭とばを見付けた。まったくの無添加かつうま塩製法とやら、期待できそうである。

 http://www.gyogyoubu.jp/?mode=cate&cbid=1276889&csid=5

(株)中村漁業部 担当 中村茂
青森県八戸市尻内町前川原7
Tel 0178−27−2324
Fax 0178−27−2325
E-mail shop@gyogyoubu.jp

追記
 11日、日高さんがいらしたので早速鮭とばを頂戴する。旨いの一言、鮭とばには精通しているつもりだったが、世の中にこれほど美味な鮭とばがあろうとは愕きである。中村さんのところではさまざまな鮭とばをつくっているが、無添加鮭とばには感服した。今まで食した鮭とばのなかでこれ以上のものはない。わたしが太鼓判を押す。


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2017年11月09日 21:47に投稿された記事のページです。

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