店の電話がはじめて鳴った。ホームページ刷新の薦めらしく、一応、ですぺらのホームページを見た上での電話らしい。一日3000から5000のリクエストがありますから結構です、といったところ、それは嘘でしょうと返してきた。嘘かどうかはそちらには分かるまいに。
日々のカウントなんぞ、こちらは気にもしていない。たとえ、1日1リクエストになったとて、そのようなものかと思うまでのはなし。訪れるひとを増やすためにあくせくするなんざあ、愚の骨頂。
自販機世代のオウム真理教のようなもので、心の空白を埋め,超能力を手に入れてこの世を超越できる安手の自動販売機に過ぎない。その自販機がパソコンであれ、ホームページであれ、AKBであれ、江戸文化であれ、わたしの知ったことでない。
昔、友人がオウム真理教の信者になった。独裁は,大衆の熱狂や万雷の拍手を背景として生まれてくる点で,民主主義を基盤としながら民主主義圧殺に通じる鬼子であるなどと云ったところで、なにひとつ通じない。もっとも、通じるようなら、そのひとは信者でないのだが。