オークションには評価と云うのがあって、いろいろとトラブルが生じる。最近は評価を嫌がる方が多く、3割は梨の礫である。そもそも、人が人を評価するなどあってはならないことである。よって、梨の礫はなんとも思わない。ただ、荷物が着いたときは連絡が欲しい。割れ物などが無事に着いたかどうかを知りたいからである。到着の連絡もなし、評価もなしでは当方は不安になる。その旨の連絡にすら無音というのがある。
他人からいかなる評価を得ようが、わたしは「非常に良い」しか用いない。送られてきた陶器が割れていたこともあり、梱包方法を注意はしたが、評価は「非常に良い」である。喧嘩が目的ではないし、性善説に則っているからである。
一方的に「非常に悪い」を頂戴したことがあるが、前述の通り、こちらは「非常に良い」で対応した。取引相手は謝罪してきたが、一度ついた評価は変わらない。そして、良かろうが悪かろうがそのようなことはどうでも良い。
今回は取引ナビを読んでくださらないこと、日本語が不自由であることの二点が重なって閉口させられた。言葉が足らないときは電話に限る、長電話ですべてはうまく収まった。おかげで、久しぶりにラ・ムーへ白身の握り寿司を買いに出掛けた。ところが、ディスカウント・センターに相応しくないオコゼが売られていた。近海物、煮付け用となっている。16センチほどの小型が5匹で544円。背の毒針は除去しているが、腹の方はそのまま、処理を心得た板前の手になるものである。こんなに嬉しいことがあろうか、他になにもいらない、オコゼだけを抱えて家路を急いだ。