先日、ATI Radeon 7000について著した。スロットにAGPとPCIとがあって、最初写真を取り違えて掲載、即刻間違いを指摘され削除した。オークションにはかかる間違いや勘違いを見張っているらしき御仁がいて、わたしは重宝している。
それはよろしいが、そのAGPとPCIの違いがどこにあるのかとの質問があって、困惑させられる。かかる質問はインテルに訊いていただきたいのであって、ビデオカードそのものについて語る資格はわたしにはない。わたしに云えるのは、スロットの違いによって、同じビデオカードであっても使えるもの使えないものいろいろである、と云うことぐらいである。
最近のMacは発想が変わり、ビデオチップがオンボード実装されているか統合グラフィック機能を用いる製品が増えてきた。小型化のためには仕方がない方針である。しかし、高負荷な3D描画能力を求める用途にはまるで向いていない。従って、マルチディスプレイ機能を提供するためのPCカード接続タイプやUSB接続タイプのグラフィックアダプタが今後増えると予想される。それでなくとも、NVIDIA QuadroシリーズやATI FirePro(FireGL)シリーズのように、ビデオカードはますます専門家向けかつ大型になっている。
デザイナーが今なおG4を用い、OS9で動くAdobe Photoshopを大事にする気持ちも理由も良く分かる。コンシューマ向けには現行のMacで良いのかもしれないが、拡張性が評価され、旧Mac ProがG4同様、見直される時がやってくるに違いない。