オークションでAGPビデオカードはまったく売れないが、PCIビデオカードは良く売れる。やはり7000番台からG3のレガシーマックを今なお使っている方が多くいらっしゃるようである。それにしても、自分で売っていて云うのもおかしいが、ATI Rage 128ではどうにもなるまい。同じ装着するならATI Radeon 7000がお薦めなのだが。Rage 128にDVDデコーダーボードを付けるよりも、単体のRadeon 7000の方が大幅性能アップになる。同じ買うのなら奮発して頂きたいものである。
最後のパワーPCのG5をわたしは使っている。その電源が先頃壊れた。そのようなこともあろうかと、持っていたスペアと取り換えたが、急いで取り替えたので、どこかしら接続が雑だったようである。ファンが高速回転に陥ったまま、どうにもならない。ロジックボードの3本のネジを外さなければならないところ、ちょいと無茶な電源交換をやったようである。
今回はロジックボードの分解を引っくるめて几帳面な作業を試みた。その甲斐あって、G5は完全に元通りになった。直ったのは良いが、今度は「内蔵 Ethernet は現在使用中です。内蔵 Ethernet に自己割り当ての IP アドレスが設定されており、インターネットに接続できない可能性があります」との長たらしい表記が出た。俗に云う「自己割り当てIPアドレス」問題である。
検索エンジンハンター、Apple サポートコミュニティなどで触れられているが、正面な答えはどこにもない。検索エンジンハンターによると解決には5つの方法があって、つまるところ、初期化してOSを再インストールするようである。なにを考えているのだろうか。
Apple サポートコミュニティはさらにひどく、「原因が分からないと手の施しようがない」とか「設定から変更しろ」、揚句は「LANケーブルがつながっているのか」、「LANケーブルの断線」等々、事情を理解できない者が返事をするから話はめちゃめちゃになる。質問者は分からないから質問している、それをさらに混乱させてどうなるのか。パソコンの世界における回答者の質はお粗末極まりない。
この場合、パソコンにはなんらの問題もない、モデムもしくはルーターにのみ問題がある。従って、パソコンの電源を落とし、ルーターの電源を抜く、次にモデムの電源を抜いて10分待つ。今度はモデム、ルーター、パソコンへと逆に電源を入れてゆく。それでIPアドレスを拾ってくれる、一件落着である。間違えても、ネットワーク環境設定など触ってはいけない。