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生物多様性を保つことは既に手遅れ   一考   

 

 病院の帰りムーンさんと会った、引越以来である。一段と顔色が白くなったと云われたが、血液検査の結果は徐々にだが、良くなっている。クレアチニンは2.02、1.74と下がり、今回は1.69となった。
 瀬戸口誠医師が戸田中央から済生会栗橋病院へ赴任となる最後の日(2013年04月)の検査の数値が1.63だった。本来あってはならない数値だが、それでも私にとってはもっとも低い数値である。移植手術は2012年7月18日、2年2箇月を経てやっと1.6代にまで下がったようである。次回検査からは月1回、正確には28日後になった。

 ムーンさんと新開地の料理屋と喫茶店へ行く。名のある店だが、共にひどく不味い。このところ、お好み焼きについていろいろ書いてきたが、ことごとくが不味かった。六本木、麻布、赤坂のお好み焼きの方がはるかに個性があって美味である。このあたりが地方の限界なのかもしれない。味を継承こそすれ、新たな個性にまでは思いが至らない。考えるのが面倒なので、もっとも安易な継承と云うことになるのだろうか。継承を難しく云えば、日本の食文化、歴史、伝統とでもなろうか。
 鯨や鰻を持ち出すまでもなく、日本人はその場しのぎに食文化、歴史、伝統を口にする。地球上には870万種以上の生物が存在するという論文が米オンライン科学誌プロス・バイオロジーに発表された。そして日々100から300種の生物が人類の営みによって滅んでいる。トキにせよ、ニホンオオカミにせよ、鯨にせよ、鰻にせよ、なにを騒ぐことがあろうか。現在、哺乳類の4分の1、鳥類の9分の1など、全生物の 25パーセントが絶滅の危機にさらされている。しかもその大半は汽水域もしくは岸辺に生息する目に見えない小さな生物である。ものの考え方を引っくるめて世は生々流転である。


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2014年09月18日 18:37に投稿された記事のページです。

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