「世界的音楽家の坂本龍一(62)が中咽頭がんの治療に専念するため、演奏活動を全面的に休止することが9日、分かった。咽頭がんに効果があるとされる放射線治療については、反原発運動の先頭にたってきた立場から拒否する考えを主治医に伝えている。自らの命にかえても「反原発」だけは譲れないという不屈の精神で、世界の“教授”が闘病生活に入る」(スポニチ)とのニュースが流れた。
わたしも原発は反対だが、放射線治療の拒否は考えられない。ここで云う放射線治療がなにを指し、どこまでを含めるのかが分からないが、例えば、X線撮影(レントゲン)やCTはどうなのだろうか。医療に限らず、空港の手荷物検査などの非破壊検査にも利用されている。
骨折・骨病変の診断、科的診断、胸部X線、腹部X線、造影X線写真、透視などに必要とされるがどうなのであろう。わたしは骨粗鬆症の骨塩定量、結核、腸閉塞、血管の石灰化などの検査に日常的に使っている。
スポニチの「誤報」「飛ばし」だと思うが、マスコミのいい加減さが分かる。