お名前を出してよろしいのかどうか分かりませんので、「なんで」さんで参ります。あなたのことは湯川の奥方と公子さんから幾度となく聞き及んでおります。湯川さんがどれほどあなたの世話になったかも重々承知致しております。取り次ぎへの配送などもすべて引き受けられ、あなたがいなければ、湯川書房が成り立たなかったであろうことも、聞き及んでおります。わたしが口にするのもおかしなはなしですが、心底からありがとうございました。
「湯川拾遺」で「湯川伝の筆者なら他に適任者がいらっしゃる」と書いたその念頭にはあなたのことがございました。湯川を慈しみ、湯川に詳しいのはあなたを除いて他にだれもいないのです。
奥方はいまでは豊中にお住みですが、少々身体が不自由になられたとか。湯川さんは「影の居候」としてあなたのこころのなかに、また吹田の貴宅でピースを燻らせておられるとか、当掲示板では礼を失することになりますが、湯川の思い出を書き綴ってはいただけますまいか。わたしは出版は止めましたが、あなたが著された湯川の思い出ならよろこんで上梓いたしたく思います。
追記
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