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神戸へのさがな口   一考   

 

 分からないことは教わるに如くはなし。先月分の医療費の請求がてら、三郷市の障害福祉課へ行き、いろいろと教えていただいた。
 医療費に限ってのはなしだが、ひとつの道府県は同じと思っていたが、市町村によって異なり、神戸の場合は区によって違うとのとんでもないことを知った。埼玉は県下統一されてい、一種一級の身障者の場合、更生医療以外の治療費も還付される。余談だが、還付されるのは健康保険対応の治療に限られる。免疫療法のように保険に対応していない薬価は還付されない。この値が注射一本数十万円と高いので困っているのだが。
 担当者は随分と話し込んでいたが、どうもよく分からないと匙を投げた格好で、結局、明石市と神戸市の西区役所の障害福祉課の電話番号を教えてくださった。あとは直接聞いてくれと。神戸のような大きい都市は当然同じだと思っていたのだが、と担当者は小首を傾げる。ひょっとすると自己負担金が増えるかもと暗い貌。いずれにせよ、障害福祉課のひとが訊ねて理解できないものをわたしが聞いて分かるはずもあるまい。
 
 それよりなにより、神戸市は震災後再開発計画を強力に推し進めた、住民の意見は無視して。長田地区では44棟もの商業ビル、高層住宅を建設し、地元の商店、否、長田全体を住民が住めない街へと改造した。「復興」という名の悪夢であり、復興災害以外のなにものでもない。
 震災時、「幸か不幸か燃えた」とテレビで口走った小川卓海・神戸市助役(当時)は後日、須磨海岸で焼身自殺した。にもかかわらず、神戸市は箱モノを作りつづける。後がどうなろうと、彼らは眉ひとつ動かさない。

追記
 明石から電話があって、公営住宅へ入居するに際し障害者優待は一切ないと。三郷だと、障害者は1階へ優先して這入られる。と云うよりも、1階は障害者用に開けてある。神戸は何事によらず若者優先、老人や障害者は減らしたいのが本音だそうな。


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2014年04月04日 15:33に投稿された記事のページです。

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