銚子の犬吠埼へ行きたいと思っていたが、先日周さんとその友人に連れられて念願を果たせた。白亜紀浅海堆積物らしいが、ささくれ立った断崖から突然開ける円形の太平洋は壮観だった。ひとつとして遮蔽物がなく、見廻せばすべてが海。さすが関東および千葉県の最東端である。
ウィキペディアの語釈が面白いので引用する。「埼という字が最後に付く岬は珍しい。これは埼という地名が土偏の成り立ちのごとく、草木が生えない荒れ地が突出している地形を表すからである。一方、岬、崎は山がそのまま海に迫り上がった地形を指し、石偏の碕は、石がゴロゴロとしている海岸が突き出た地形を表す、といわれている。他に土偏の埼が用いられる岬では和歌山県の日ノ御埼などがあり、山偏の岬に静岡県の石廊崎や城之崎がある。また石偏の碕が付く岬は島根県の日御碕が著名である」。他に西日本で多く見られる「鼻」を追加しておきたい。
多くのライダーが集っていたが、大型バイクばかり、カブで岬巡りをするような方はついぞ見掛けなかった。大きいばかりがバイクの醍醐味ではないのだが。
銚子まで行って著すようなことではないが、途次、周さんに薦められて食べたミニストップのソフトクリームが美味かった。量の少ないのがこれまた結構。残念なことに拙宅の近辺になく、葛飾区南水元の店舗が一番近い。明日にでも自転車で出掛けてみよう。
銚子と云えば海鮮どんぶりだが、旨くなかったので屋号は伏せる。わたしは半分も食べられなかったが、食後の運転はやはり無理。周さんの友人、鈴木さんのご登場となった。詳しくは存じ上げないが、彼は徳洲会グループの看護師らしく、周さんによると透析治療の心得もあるとか。わたしを気遣っての人選であろうか、感謝あるのみ。