「3月16日に、新潟県泉田知事から、新潟県は南相馬市民全員を受け入れると言っていただきました。私は、天から、神からの声の様に嬉しかった。市民の命を守るのが政治家じゃないですか。 政治家が命を守れなくてどうするんですか。東京にオリンピック、いいですよ。でも、現場でどういう事が起きているか、皆さん分かってますか・・・なぜ福島が犠牲にならなければいけないんですか、これ以上。
原発で、危険な電力で、東京は豊かになったんじゃないですか。その東京が豊かになって、地方が捨てられる、こんな現実許されませんよ。
・・・・・・
私が細川さんを応援に来た理由は、佳代子夫人が、国が20キロ、30キロ線引きをしたとき物が一切入らなくなったときに、そのとき彼女は私のところにガソリンを運び、物資も運んできたんです。今、命の防潮堤を作ろうとしています。津波で亡くなった方の命を再生させるのが、私の仕事なんです。そのときに瓦礫をつかってでも、植林をして、命をまもる防潮堤をつくって先頭に立っているのが、細川護煕元総理なんです。だから私は、ここに応援に来ているんです」
上記は桜井勝延南相馬市長の細川護煕への応援演説の一部である。知事になった桝添は世界一とオリンピック万歳との題目を唱えるばかり。当初、オリンピックに反対していたのは細川のみ。この細川と桝添との落差は感じることと考えることとの乖離、もしくはインテグレイションを示唆している。
桝添は自民公明の傀儡、都民は桝添に投票することによって、地方を切り捨て、原発再稼働にお墨付きを与えた。地元としての東京さえよろしければ、福島なんぞくそったれの明白な意思表示である。要は都民のエゴによって脱原発は葬り去られたのである。
追記
舛添と田母神が得た票を合わせると270万票になる。脱原発派が候補を統一したところで、詮ないはなしである。東京にはとんでもない数の隠れ右翼がいらっしゃる。