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洋式便器が媒介するウィルス   一考   

 

 立って小用を足せば飛び散るのは当たりまえ、わたしは大小ともに着座オンリーなので、飛沫は少ないと思っていた。それ故、洋式便器の水を流すことによる飛沫は想像だにしなかった。
 単純な比較だが、洋式便器で男性が立った姿勢で小用を7回(1日分相当)行うと、「約2,300滴の尿」が便器外に飛び散る。一方、1回の使用で飛び散る目に見えない微細な水滴は約3000滴という。大便をなしたのがノロウィルスの陽性患者なら、その一滴一滴に数千のウィルスが含まれているそうな。
 このところのノロウィルスの流行で知った、院内感染の多くは洋式便器が理由である、と。担当医は回診で部屋を移動するたびに手を消毒していた。看護師は常に腰に消毒液を吊している。それがゴージョーのゲル状消毒剤であれなんであれ、エタノール系の消毒剤はノロウィルスには無効である。
 微細な水滴は背中の水タンクや馬蹄、トイレットペーパーはおろか、通常の便所の腰下1メートルは一帯が汚染地帯となる。次亜塩素酸ナトリウム液もしくは塩素系漂白剤の希釈液が有効。厚生労働省の「ノロウイルスに関するQ&A」に詳しい。


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2014年01月30日 23:31に投稿された記事のページです。

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