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寒ブリとひねどり   一考   

 

 魚の数え方は大きく分けて匹と尾だが、匹は生きている状態、尾は水揚げされた状態を指す。この尾のなかには本や枚も含まれる。ただし、わたしは生きていれば例え商品としての魚であっても匹と数える。それほどに、活魚かどうかは重要な問題である。東京では活魚は諦めていたが、ここ松戸では千葉で採れた活魚が潤沢に手に入る。
 寒ブリとブリとが売っていた。どこぞのホテルならどれもこれも寒ブリに化けるのだろうなと思いつつ、安価なブリの短冊を買った。寒ブリは寒中にとれるブリではない、日本海を南下する親ブリを寒ブリと呼ぶ。産卵にそなえて餌を飽食しよく太り、脂がのっていて非常に美味、80センチ以上がブリだが、1メートルを超えるものが特ににうまい。

 いつぞや当掲示板で屋号は書かずに、椿山荘の料理を糞味噌に書いた。案の定、食材偽装で物議を醸している。今回は蟹ではなく大山地鶏焼きと表示しながら地鶏ではない鶏を使っていたようである。他にも、有機野菜のスティックと表示しながら大半が有機野菜でなかったようである。この地鶏に関してはさまざまな焼き鳥屋と悶着を起こしてきた。大概の焼き鳥屋はひね鶏を地鶏と称して売っている。
 当掲示板の2008年05月03日の「陳鶏」で食材偽装もしくは詐欺商法について書いている。ひねどり(陳鶏もしくは老鶏と書く)については「陳鶏は卵用鶏(レイヤー)のなれの果てである。陳る、要するに老生した鳥であるが故に脂肪は少なく身は堅い。鳥インフルエンザを畏れてケージに閉じ込められた地鶏を喰うのなら、いっそ陳鶏を陳鶏として楽しめばよい」と。
 検索したところ、 ひね鶏セット(もも肉・むね肉各一枚 )が3000円で売られている。10キロで4000円が相場である。ひね鶏にもブランドがあるようである。開いた口が塞がらないとはこのことか。

 今日は小さな甲イカを買った。先日の白イカのような甘味は少ないが、身のこりこり感はこちらがまさる。久しぶりの甲イカゆえ、美味しく頂戴した。イカだけでは淋しいので、エビも贖う。アルゼンチン産の赤エビと北海道産の赤エビがあって、アルゼンチンのは18センチぐらいで1匹50円、北海道のそれは20センチほどで1匹80円。共に刺身用だが、この80円は現地で買うより格段に安い。医師ではなく栄養士が刺身の禁食を命じた、大きなお世話である。それが理由でこのところ魚づいている。


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2013年11月18日 03:33に投稿された記事のページです。

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