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例によって   一考   

 

 市役所の障害福祉課から医療費の支給があった。今月は24650円、更生医療が含まれているが、毎月このようなものである。当然、支給されるのは国民健康保険対応の医療費だけである。3割負担なので大体、月に8万円から10万円の医療費をわたしは使っている。これ以外に健康保険外すなわち自由診療分が必要になる。こちらは1回が30万円ほど、ただし毎月というわけではない。
 現状ではこの金額で済んでいるが、自由診療を受けるとすべての診療が健康保険の対象外になる。要するに毎月8万円から10万円、さらに更生医療が無効になるので15万円が加算され、月額25万円ほどになる。それに自由診療分である。平均すると月額40万円の医療費が必要になる。

 以上は、混合診療がどうあっても必要な理由である。何度も書いているが、混合診療を認めると医療費が上がるという意見が一部にある。そうした理不尽な意見と闘い続けている。そして闘っているのは患者だけではない。
 骨髄移植から腎移植に到るまで臓器移植に拒絶反応は付きものである。免疫抑制剤抜きでの移植手術は考えられない、と云うよりも、免疫抑制剤の開発があればこその移植手術である。医師は重篤な患者を生かすために移植手術を施す。そして免疫抑制剤の約半数は健康保険が効かない。移植を手掛ける医師もしくは免疫治療を行う医師はそれを承知で混合診療を行う、でなければ患者が死んでしまうからである。
 混合診療がなくなると、現在行われている臓器移植の大方は不可能になる。大金持ちだけしか移植手術を受けられなくなる。そうした医療差別があってはならないとわたしは思う。


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2013年11月09日 01:58に投稿された記事のページです。

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