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山菜と茸の丼    一考

 

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 料理人をはじめたころ、父と毎朝市場へ買い出しに出掛けた。わたしは天婦羅が得意で、季節に応じて山菜またはきのこを重宝した。山菜もきのこも車海老とよく合った。ブラックタイガー(牛海老)は輸入がはじまったばかりで、バナメイエビが出回るのはずっと後のことである。
 そもそも山菜ときのこは季節が違う。ところが、違うはずの食材が、今では一緒に食べられる。何気ない風を粧っているが、食品加工技術や流通の発達によってとんでもない食材がスーパーでデペイズマンに並んでいる。これを利用しない手はなかろう。
 鶏肉と油揚げ(生揚げ)、そこへ山菜ときのこを入れると結構な丼になる。卵とじ良し餡かけ良しである。

 山口産の白烏賊が二杯499円で売っていた。刺身用の鯣烏賊と同じ値段である。腎不全にはよろしくない食べ物だが、ビールよりはまし、少量ならかまわない。ところで、イカの数え方は状態によって異なる。生きている時は匹だが、水揚げされると杯、干すと枚である。
 刺身も良いが、白烏賊のげそは焼くに限る。旧ですぺらを、「かさね」を思い出す。去年の末、かさねがミシュランガイドに掲げられた。そのお祝いにも行っていない。


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2013年10月29日 14:45に投稿された記事のページです。

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