先々週の入院の結果が出た。生検の病理組織検査報告書は見せてはくれるが原則非公開である。無理を云ってコピーを頂戴したものの、診断医の許可を得ないと公表はかなわない。そしてわたしは女子医の診断医と面識がない、よって病理診断および病理所見は伏せる。要するに、組織学的に抗体関連型拒絶を呈しているようである。
担当医師松田さんからは年内の引っ越しは遠慮するように云われた。取敢えず、今日明日の二日間、拒否反応を抑えるためにステロイド剤の点滴静注を打つ。いつものステロイド剤である、何度このステロイド剤を打ったことか。薬の詳細も同じ理由で遠慮する。
通常、移植手術から三箇月経つと社会復帰できるようである。社会復帰とは相応に服用する薬の量も減る。ところが、わたしは既に一年三箇月を経たにもかかわらず、免疫抑制剤は止処なく増え、二箇月前のほぼ倍になった。クレアチニンは1.86、血圧は150、これらは腎機能の拒否反応が理由である。降圧剤はオルメテック30㎎、アテレック10を毎日服用していたが、さらに朝夕アルドメット250㎎を加える。
書くことは幾らでもあるのだろうが、いささか疲れた。朝七時に拙宅を出て、帰ったのは五時半、久しぶりに高速道路(外環)を使った。
追記
明日は点滴静注の前にリンパ球サブセットとFlow PRA(フローサイトメーターによるHLA抗体測定)の検査がある。ステロイド剤の結果説明は11月11日。
サイトメガロウィルスpp65抗原定性の保険点数は426点、一口で血液検査と云ってもピンからキリまである。