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潰瘍性腸炎   一考   

 

 前項で「自己免疫疾患による潰瘍性大腸炎の治療にも免疫抑制剤が必須である」と書いた。ここで問題になるのは潰瘍性大腸炎は医療費助成の対象だが、潰瘍性小腸炎は対象にならないようである。大腸より小腸の方が難儀な病なのだが、如何せん類例が寡なすぎる。流行病と違って難病が保険の対象になりにくいのと理由は同じである。
 わたしの疾患は大腸から小腸へ這入って10センチから20センチの箇所。医師の匙加減でどうにでもなる箇所である。もっかのところ、祥いにも自立支援医療(更生医療)の対象になっている。ただし、病院が変わればどうなるか分からない。この辺りの法がどうなっているのか、わたしには良く分からない。

 05月28日の「最後の入院」で夫婦間の生体腎移植について書いた。わたしを中心に著してしまったので誤解が生じるといけない、若干補足しておく。
 出産を経験した妻の体内に、夫に対する強い抗体が残り、それが激しい拒絶反応になる、と書いた。繰り返すが、夫の遺伝子を受け継ぐ子を妊娠することで、妻の体内に夫に対する抗体が作られるのである。良人がレシピエントで妻がドナーの場合は大した問題にならない。しかし逆の場合、すなわち妻がレシピエントで夫がドナーの場合、移植はすこぶる難しくなる。このようなところにも男女格差が生じる。女性は随分と損な存在である。


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2013年07月11日 23:14に投稿された記事のページです。

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