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せんぽ東京高輪病院   一考   

 

 低残渣を顧みて一箇月つづいた雑炊だったが、水曜日早朝から再開した。極力下血は避けたいからである。下血が重なれば輸血が必要になる、そして輸血は抗体の暴力を覚醒させる。出血性潰瘍が雑炊だけで治まるとも思われないが、出代りや三粒降ても気は心と雑俳に云う。

 食事と云えば、タニタの社員食堂の次に脚光を浴びているのがせんぽ東京高輪病院の病院食であり、その病院食が食べられる同病院の食堂である。
 タニタは「愉しくげっそり」がモットーだが、片方は病院食だけあって、「日本一おいしい病院ごはんを目指す」が売りである。ワニブックス社から「せんぽ東京高輪病院 500kcal台のけんこう定食」なるレシピ集が頒されている。タニタの低カロリーは基本、量を減らしただけの話(ご飯にしても低カロリー米でなく、量を減らしただけなのに、低カロリーとして売っているのは問題)だが、せんぽ東京高輪病院は栄養が治療の一部であり、重要であると考える医師や管理栄養士によって厳密に組み立てられている。
 同病院の管理栄養士は食事だけでなく、静脈栄養、経腸栄養のすべてを含め、どこからどれだけ栄養補給を行うのが望ましいかを主治医や看護師に提言し、一緒に改善に向けてゆく。食欲がないのはビタミンやミネラルなどの栄養が不足しているのか、もしくは便秘や下痢など排便コントロール、炎症、薬物の副作用などが影響しているのかを評価、査定し、具体的に対策を考える。摂食によって必要量が摂れないことが明白になれば、静脈栄養もしくは経鼻胃管から経腸栄養を補給するなどを主治医に提案する。これには、全患者さんの栄養摂取量と検査値、薬物の変化、症状、病態などを管理し、それらを検討するための熟練した技術が必要である。手練れた管理栄養士でなければ、栄養治療はかなわない。一度、病院の食堂へ出掛けることを奨める。


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2013年05月30日 18:26に投稿された記事のページです。

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