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貧血と失神   一考   

 

 「トイレで昏倒、その後悶絶するような患者を帰すわけには行かない」と医師から云われたが、この失神はなんとかならないものか。96年に野戦病院からはじまった失神だが、すでに8年になる。この間半年に1回は襲われている。
 東間、瀬戸口両医師が口を揃えて危険を指摘する。車の免許証に貧血や低血圧の条件はないが、もしあれば取得できないだろうと。車は捨て公共機関に切り替えなさい、と瀬戸口医師の持論である。
 総合造血剤(あまりにも高価)による貧血の急速な回復が期待できないときは、対症療法としてしばしば輸血(極力輸血はしたくないし、するべきでない)が必要である。輸血だと十分な鉄分が補給される。しかし輸血で正常ヘモグロビン濃度まで回復させると、エリトロポエチン産生刺激がなくなって赤血球産生能は低下してしまう。よってヘモグロビン値で云うと10.5ぐらいで抑えるべきなのか。いずれにせよ、薬物療法を試みるべきなのは分かっているが、さまざまな副作用があって、この造血ほど難儀なものはない。
 わが国のヘモグロビンの正常値は成人男性で14〜18g/dl、成人女性で12〜16g/dl とされる。国際的な貧血判定基準として、ヘモグロビンが幼児(6箇月〜6歳)11g/dl、小児(6〜14歳)12g/dl、成人男性13g/dl、成人女性12g/dl、妊婦11g/dl に達しないとき、とする基準が設けられている。
 わたしは低いと7g/dl、よほど高いときで10g/dl、幼児以下で端から問題にならない。7g/dlを切るといつ失神してもおかしくないそうである。貧血でも低血圧でもどちらでもよいが、誰か失神から解放してくれないものか。

追記
 短時間の一過性の意識消失。昏睡はもっとも高度の意識障害で、種々の反射機能の消亡、尿、便の失禁などを伴った意識の完全な消失を意味する。わたしの失神の特徴に痙攣がある、それから推してアダムス‐ストークス症候群かもしれない。理由は全くないが、癲癇なのかもしれない。


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2013年03月25日 02:30に投稿された記事のページです。

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