先日、ひかりTVについて書いた。NTTるるぶとの会社である。電話があって本人かとの確認のあと、どうなっているのかと質問があった。どうなっているのかを聞きたいのはこちらであって、佐川急便のご不在連絡票に連絡先が一切記されていない。聞くところによると取り置きは二週間だそうである。その間、二度拙宅へ戻り、本社の方へ配達を希望するも、午後四時までの配達は出来ないと云われた。ちなみに、佐川急便以外の荷物はすべて入手した。これではどうにもならない。配達時間にどうしていないのかとの質問に、入院を伝えると向こうは黙った。再度送るとのことだが、同じことの繰り返しになるのでないだろうか。NTTるるぶにとって想定外とはこのようなことか。マニュアルではどうなっているのだろうか。
マニュアル人間との名付け親は藤井康男で1985年らしいが、この短い期間に、あちらこちらでマニュアル人間が増え続けている。最初は喫茶店のようだが外食産業全般に拡がり、やがてサービス業、営業職へと際限なく拡がってゆく。これは他人の身になるというか、推し量る能力の欠損で、およそ想像力が働かないのである。為事に限らず、存在それ自体にマニュアルが必要になっているようである。教員や役人や議員は特に。