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珈琲各種   一考   

 

 アルミ罐に這入ったブラックコーヒーだけで、ボス(サントリー)、タリーズ(伊藤園)、UCCの三種類が売店で売っている。きっと他にもあるに違いない。中身の識別はわたしにはかなうべくもないが、おそろしく不味い。よくぞ、これだけひどい豆を揃えたものである。UCCなどもっと競いようがありそうに思うのだが、芸のないことこの上なし。
 大体、珈琲なるものは資本主義社会の標本のようなものである。寡占化の見本と言い換えてもよいし、搾取の、または民族蔑視の典型と云ってもよい。生産者価格と末端価格にこれほどの差があるのは麻薬と珈琲ぐらいなもので、比して煙草の生産者はまだ守られている方である。
 珈琲がなぜこのような飲料に化けたかについてはしかるべき歴史学者がいくらでもいる。ただ、珈琲愛好家は民族が血で贖った飲料だということを忘れてはならぬ。

追記
 ブラックコーヒーの味の順だが、書いた順に不味い。後ろほどましと云うこと。ましであって決して旨いとは云っていない。酸味が利いているのは伊藤園、珈琲というものがまるで分かっていないのがサントリー。生産者と販売者のどちらに責任があるのか分からないが、共犯と捉えるのが順当。


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2012年10月18日 11:31に投稿された記事のページです。

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