以下は尖閣諸島に関する産經新聞の記事からの要約。
「社会保険と医療保険はなくてかまわないけれど、釣魚島の主権がなければダメです」「国民の人権より国家の主権が大事だ」「家を買えないので、是非釣魚島を奪い返してそこに自宅を建てたい」「500人汚職官僚を派遣すれば、日本はすぐに食いつぶされる」「パソコンを釣魚島に持ち込み、ユーチューブとフェースブックにつなげてみる。つながらなければ間違いなく中国の領土だ。なぜなら、これらのサイトへのアクセスを禁止しているのは中国だけだ」これらは「捜狐」に寄せられた書き込みである。いずれも痛烈な国体批判となっている。デモの一方で、このような諧謔を見せるのが中国の人民である。
神戸の中国人学校で放火によるとみられる火災が発生した。中国には中国の、日本には日本のナショナリズムがある。わたしには一見穏やかにみえる日本人のナショナリズムの方がより高慢かつ陰湿に思えるのだが。