レイアウトが崩れる方・右メニューが表示されない方: >>シンプル・レイアウトへ

« 西瓜と迷信 | メイン | 差し込み »

幹郎さんの著書   一考   

 

 佐々木幹郎さんから電話あり。次回の著書「シングルモルト(仮題)」の相談である。八月の二十日ぐらいには動かれるようになると伝える。同書は真当な日本語で書かれた最初の随想集になる。モルト・ウィスキーに関する著書は数多くあるが、なによりも表現がよろしくない。先行する著書の焼き直しばかりで、オリジナリティーに欠ける。個性に欠けるとはリアリティーに欠けると云うことである。
 彼のウィスキーとの距離の取り方には独得の呼吸法がある。例えば、わたしはボウモアをもっとも苦手とするが、そのボウモアが彼にかかると美味くおもえてくるから不思議である。詩人による奇想に充ちた、なによりもわたし自身がもっとも必要とする書物である。


←次の記事
「差し込み」 
前の記事→
 「西瓜と迷信」

ですぺら掲示板2.0トップページへ戻る

このページについて...

2012年08月03日 11:09に投稿された記事のページです。

次の記事←
差し込み

前の記事→
西瓜と迷信

他にも
  • メインページ
  • アーカイブページ

  • も見てください。

    アーカイブ

    ケータイで見るなら...


    Google
    別ウィンドウ(orタブ)開きます。

    牛込櫻会館(掲示板1.0他)内
    ですぺらHP(掲示板2.0他)内
    Powered by
    Movable Type 3.34