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失神寸前   一考   

 

 去年の十二月十日からはじめた禁煙だが、丁度そのころから体重管理に大きな狂いが生じるようになった。先日の除水は三リットル、生れてはじめての量だったが、やはりおかしくなった。三十分を残して気分が悪くなり、その旨を看護師に伝えた。気分が悪くなったときの血圧は110だったが、100を切り、90を切り、15分後には80にまで下がった。看護師はその間、除水分を身体に戻していた。
 今回は気付くのが早く、失神にまでは至らなかったが、冷や汗で全身はびしょ濡れ。動かれないので、看護師がきれいに拭き取ってくださった。ちなみに、この冷や汗分が約一リットル。70まで落ちた血圧を90まで上げるのに一時間ほど費やした。暫く降圧剤を控えるように云われた。
 東葛クリニックでの失神騒ぎは二度目。前回は透析をはじめて間無しのころだった。それ故、看護師は症状がよく分からないので困惑する、と。気絶するひと、四肢強直、痙攣発作に襲われるひと、嘔吐を繰り返すひと等々だが、それぞれに固有の症状があって、個々に対応が異なるようである。それにしても、戸田中央のときのような衝撃がなかったのは救いだった。


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2012年03月31日 06:05に投稿された記事のページです。

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