土曜日は除水を2.8リットルに押さえた。にもかかわらず、透析途中で血圧が100を切った。このままでは危険である。除水は中止、連日の異常事態である。血圧を130から160ぐらいで静止できればよいのだが、こればかりは食事コントロールでどうにもならない。血圧を100で止めるために飴をしゃぶる。お得意の誤魔化し作戦である。このような綱渡りがあと五箇月続くと思うとうんざりである。
遺伝子組み換えの造血剤エポジンを打ちはじめたのが去年の九月、最近ヘマトクリットとヘモグロビンが上昇している。先日、医師と相談したのだが、遅々たる速度だが自力で血液が造られつつあるらしい。現在の数値はヘマトクリット33.0、ヘモグロビン11.1。エポジンは四月中で中断することになった。
このような例が多いのか少ないのか知らない。ただ、不可逆な病は気が重い、そうしたなかでの朗報である。特に血液に関係する病なので嬉しい。