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看護師の気配り   一考   

 

 十二日の呼吸器系につづけて十三日は全身骨密度の検査、頭蓋骨から手脚の先まで、股関節など隅なく撮る。必要なのは二十枚らしいが、結果四十枚ほどのレントゲンを撮った。異常があるのは首、腰椎、鼻、右の股関節、腰椎以外は交通事故によるもので事前に分かっている。過去の骨折でそこら中に疵が残っているはずなのだが、ほとんど消えている。十四日は全身のCTスキャン、骨盤は特に重点的に撮るらしい。従って前日の夕方から食事は抜き、午後は二度目の透析。戸田中央の透析センターはベッドとベッドの幅が広く取られていて快適である。十六日は胃カメラ、頸動脈のエコー検査、眼科の精密検査。再度朝飯は抜きである。
 体重管理はまだうまく行かない。食事の量を十四日から勝手に半分に減らしている。栄養士が必要とされる量を計算して調理しているから食べなければと看護師は云うが、2500ccを除水して、800から1000グラムほど体重が残ったままである。ドライウェイト+一キロほどに戻さなければ。
 烟草を止め、食事の量が増え、運動をしない、これでは太るのが当たり前。昨日からはじめたが、深夜の病院の階段を上り下りしている。体重を減らすための苦肉の策である。入院先は四階建てなので、四、五回上下すればそれなりの運動になる。
 水分摂取は取敢えず、三日間で2000ccにした。もう少し削れるが、無理はしたくない。こちらは医師と相談のうえ、わたしが決めている。

 前述したが、「対処療法」と表記するのは間違いで、「現状のところ根治療法はなく対症療法にとどまる」が正しいようである。ところで、戸田中央の看護師の関谷今日子さんは個々のベッドを訪ねるたびにカーテンに手を掛けて「トン、トン」と声を掛ける。有音のパントマイムとでも云っておこうか、この種の気配りとしては非凡である。感心させられることのみ多かりき。(1月15日21時)

追記
 関谷さんには当掲示板にお名前を掲載する旨を伝えた。それほどに「トン、トン」は面白い。わたしの知己には看護師が多い、参考にしていただければ幸いである。


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2012年01月23日 14:54に投稿された記事のページです。

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