今回は検査入院なので、川久保病院へ入院したときのような死ぬの生きるのと云った切迫感はない。初日は呼吸器系と心臓の検査、名称は分からないが、あれやこれやと呼吸を計られて最後は両手足の血圧と心電図とレントゲン。16日はAO虚空の内視鏡のようである。下部内視鏡はポリープの除去手術をしたばかりなので不要ともっか交渉中。
穿刺の痛み止めはユーパッチでなく、ペンレスをはじめて使った。ユーパッチは一時間前だが、ペンレスは二時間、何ともはや悠長な麻酔剤である。値はペンレスの方が安いようである。透析機器は東葛より戸田中央が新しいが、ダイアライザーが同じなので意味はない。
更生医療に関して戸田中央の事務員は詳しい。先日書いた「医学的意見書」の料金だが、戸田中央は二千百円。この値は圧倒的に廉い、病院もしくは医師によって値は違うが、通常は五千円から一万円の間である。継続申請自体は無料だが、継続には毎年「医学的意見書」の提出が必要なので、その費用が別途かかる。
障害者手帳の申告にも医師の意見書が必要だが、そちらも二千百円から一万円の値の開きがある。もっとも多いのは一万円だが、その金額によって医師の良心を計ることができる。
「更生医療は生活保護世帯は無料、他は収入によって上限額が異なる。限度額は2万円」と書いたが、限度額がいくらであれ、特定疾病療養受療証の一万円同様、戻ってくる。従って、立て替え料金が違ってくるだけである。生活保護世帯に限らず、更生医療が利便と役所はいうが、立て替え分だけで、他は変わらない。
先日記載したが、腎移植をすると特定疾病療養受療証は効力を失い、返納しなければならなくなる。それゆえ、更生医療が必要になる。免疫抑制剤は生涯にわたって更生医療のお世話になるが、移植手術をどうするかは個々の判断に委ねられる。
ネット上で、更生医療と特定疾病療養受療証のどちらが安くつくのかとの質問が多いが、これでお分かりいただけたであろうか。戸田中央では透析治療に更生医療を使う方もいらっしゃるようである(元々対応しているのは更生医療だけだった)。