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空包と実包   一考   

 

 東葛クリニックでの主治医は秋山和宏さんだったが、ネット上で随分と発言なさっているし、著書もお持ちである。通常クリニックは毎回医師の回診がある。そして回診する医師の多くはアルバイトである。従って落ち着いてはなしもできないのが実状である。ところが秋山医師の診察は鄭重である。具体的には書かないが、感謝している。今回も月曜日に診察、火曜日に入院手術、水曜日に予後確認、木曜日朝退院とまさに緊急措置を取っていただいた。

 内視鏡を差し込むと、一緒に多量の空気も腸管へ這入る。それが理由で術後、頻繁に放屁がつづく。いわば空包で、三、四日便秘が続くのは了解事項である。
 最初の便に出血があれば大変だが、なければ一安心である。そして実包が出てくればそろそろ風呂が可能になるはずである。そうして徐々に日常を取り戻してゆく。とはいえ、金曜日に一度便通があったのみ、いささか気にはしている。
 自転車での散歩、買い物を引っくるめて今回の入院は生活になんらの影響も与えなかった。畏るべし内視鏡。画質を維持するためにこれ以上ファイバースコープを細くできないというが、それとて時間の問題である。上部消化管から下部消化管、胸腔から腹腔、膀胱から関節、脊椎から血管へと内視鏡の活躍範囲は拡がりつづけている。日本の医療器具の独擅場である。


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2011年12月18日 11:56に投稿された記事のページです。

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