透析をはじめて一年四箇月になる。ドライウェイトが定まってからはじめて体重管理でミスを犯した。日、月と食べ過ぎて体重が二キロ増えた。すき焼きとか鍋物の一人前は難しい、ついつい口が賤しくなる。外食の量が多いので拙宅で済ませているにもかかわらず、腹一杯喰ってしまってはなにをしているのか分からない。
看護師がさっそく「何かあったの、どうする、残す」とはなしが早い。残すとは全量除水せずに、次回へ回すという意味である。「明後日には元に戻しますから、400ほど残してください」。透析機器のなかに200ほど生食(生理食塩水)が這入っているので、都合1800の除水である。
二日で二キロの減量になる。平均より少ない除水率だが、わたしにとってはみっともないはなしである。
このところ、櫛の歯が欠けたように合併症による入院がつづく。季節柄仕方がないが、無事の帰還を祈る。火曜日は二週間ぶりの血液検査、前回は問題が多く困惑させられた。結果は木曜日だが期待している。